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2019年度ライオンズチケット概要に関する子連れの視点での幾つかの考察

2019/01/28

メットライフドームの座席関連 雑記・備忘録 子連れ野球観戦

 2019年度の埼玉西武ライオンズ主催試合のチケット概要が発表されました。


チケット情報(埼玉西武ライオンズ公式サイト)

 チケット金額などは上記リンクの公式アナウンスをご確認いただくのが一番ですが、本稿では子連れで観戦する場合の視点を切り取る形で書いていきたいと思います。個人的主観も入る形になりますが、参考になれば幸いです。
 ついでに2019年度のチケットカテゴリをまとめました。あわせて見て頂ければ参考になるかもしれません。自分用にまとめたので参考にならなければご容赦ください。

2019年度ライオンズチケットカテゴリに関する幾つかの分類




ライオンズ主催試合の「こども」の扱い


 プロ野球にはこども料金の設定がありますが、実はこれ各球団ごとに微妙に内容が違います。一番よく行っている球場と同じ発想で他球場に子連れで行こうとすると、こどものチケットも必要だったり、逆に必要なかったりしますのでご注意ください。ライオンズ主催のメットライフドーム観戦試合の「こども」の定義は下記のとおりです。

  • 一般(ファンクラブ非会員)は小~中学生
  • ファンクラブ会員はFCジュニア会員本人
  • 未就学児は座席不要の場合チケットも不要



 「ファンクラブ会員は~」の項は球団のアナウンスどおりに書いてますが、話がややこしくなるだけなので今回は省略します。ようするにメットライフドームでライオンズ戦を観に行く場合、小学生以上は観戦にあたってひとり1枚のチケット購入が必須と考えればOKです。人気の試合で大人のチケットは取れたけど小学生のこどものチケットがない・・・という場合、残念ながらお子さんの入場はできません
 連れて行くお子さんが未就学児の場合、膝上観戦ならばチケットは不要です。上記同様大人のチケットは取れたけどこどものチケットが・・・という場合でも、未就学児なら一緒に入場・観戦が可能になります。ただし、お子さんの分の座席を手配したい場合には、小学生以上同様チケットが人数分必要になります。


球場前チケット窓口前の当日券残席案内(2018年)

 


ライオンズ主催試合のこども料金設定など


 個人的には、今年子連れで観戦する予定があれば、お子さんをジュニア会員に入会させておくことをおすすめします。上記のとおり中学生以下はこども料金が適用になるのですが、実際のところファンクラブ非会員だとこども料金が存在しない席種があるんです。偉そうに書いてて自分も今回こういう記事を書くために見直して気づいたんですけど…。
 年会費2000円で、チケット以外でもユニホームなどの入会記念品などの特典付き。記念品込みで考えれば、1試合行けば2000円分の価値は充分あるかと思います。

ファンクラブジュニア会員概要
(埼玉西武ライオンズ公式サイト)

 ウェブその他で入会可能。2019年はまだわかりませんが、試合開催日なら駅前広場で入会受付を行っています。スタッフの方がガンガン勧誘しているので、受付場所が見つからず困る可能性はほぼありません。  我が子も0歳児から会員にさせてます。これはどちらかというと特典目当てというより記念入会の意味合いが強かったですが。その後継続入会中。
 ジュニア会員の最大のメリットですが、当日残席があれば一部席種を無料で利用できます(該当座席を事前購入する場合は300円)。なお、無料入場の場合もチケットの発券は必要です。
 そりゃあチケットはいるだろ、とお思いになるかもしれませんが、ここでちょっと余談。少し前まではジュニア会員証提示で入場できました。自分が小学生の頃は、入会特典のバッジを見せるだけでOKだった気もします(記憶違いかも・・・)。まだ「ファンクラブ」ではなく「後援会」「友の会」という名前だったころのお話。結果、「チケットを購入する」という概念を持たないまま僕らの世代は大人になりました。「全席指定」に一番苦慮しているのは、自分たちの世代な気もします。

 以下、ジュニア会員と一般価格をピックアップしてみました。

価格帯別ジュニア会員当日無料対象席種

 ジュニア会員が当日無料or前売300円でチケットを入手できる席種は、その試合の価格帯で変わってきます。2019年度の価格帯は4種類になっています。価格帯それぞれでジュニア会員が当日無料or前売300円となる席種は以下のとおりです。なお、当日無料発券ができるのはメットライフドームチケットセンターのみ。たとえ当日でも、ライオンズストア各店で無料発券はできません。

バリュー

外野全席種・内野S、A、B、C

スタンダード

外野全席種・内野C
※内野Bにジュニア会員価格設定あり

プレミアム

外野芝生・ベンチ
※外野指定(レフト)、内野B、Cにジュニア会員価格設定あり

スーパープレミアム

外野芝生・ベンチ
※外野指定(レフト)、内野B、Cにジュニア会員価格設定あり

 全料金帯で外野芝生・ベンチは当日無料or前売300円の対象となります。また全席種完売時のみ発売される内野立見券も、全料金帯で当日無料or前売300円の対象となっています。
 <2019年2月5日追記>
 届いたファンクラブの案内によると、事前購入した別のチケットと当日無料発券のチケットを連番にすることはできないそうです。無料発券を利用しかつ連番席を買いたい場合は、同伴者のチケットを当日一緒に購入する必要があります。


価格帯別一般こども料金設定


 また、ファンクラブに入るほどではないな・・・という場合、一般料金での購入になりますが、こども料金の設定がある席・ない席があり、4つの価格帯でそれが変わってきます。一般料金でこども料金の設定がある席種は下記のとおりです。

バリュー

外野全席種・内野C
※ジュニア会員なら上記と内野S、A、Bも当日無料or前売300円

スタンダード

外野全席種・内野C
※ジュニア会員なら当日無料or前売300円
※ジュニア会員なら内野Bにも料金設定あり

プレミアム

外野芝生・ベンチ
※ジュニア会員なら当日無料or前売300円
※ジュニア会員なら外野指定(レフト)、内野B、Cにも料金設定あり

スーパープレミアム

外野芝生・ベンチ
※ジュニア会員なら当日無料or前売300円
※ジュニア会員なら外野指定(レフト)、内野B、Cにも料金設定あり

 上記のとおり、一般価格の場合、下位2カテゴリは内野Cまで、上位2カテゴリは外野芝生・ベンチのみこども料金設定があり、ほかは大人と同額です。また、こども料金は大人の半額に設定されています。
 ちなみに、ふらっとリビングなどのグループ席にこども料金はありません。グループ席には定員がありますが、未就学児は膝上観戦という前提で定員にはカウントされません。一般こども料金対象となる小学生以上は1名としてカウントされます。
 
 

席種別こども料金抜粋

 
 席種別にジュニア会員・一般のこども料金をまとめるとこんな感じです。上記の内容を席種別にほぼ書き換えただけなので、見やすい方で見て頂ければ。

外野芝生・ベンチ


FC前売:こども300円
FC当日:こども無料
一般前売:こども1000円
一般当日:こども1100円
※FC価格は全料金帯統一
※一般価格はスタンダード価格を表記しています。
※内野立見販売時は上記と同額


外野指定席(レフトのみ)


(1)バリュー・スタンダード
FC前売:こども300円
FC当日:こども無料
一般前売:こども1100円
一般当日:こども2200円
※一般価格はスタンダード価格を表記しています。

(2)プレミアム
FC前売:こども600円
FC当日こども800円
一般前売:こども料金なし(大人2800円)
一般当日:こども料金なし(大人3000円)

(3)スーパープレミアム
FC前売:こども800円
FC当日こども1000円
一般前売:こども料金なし(大人3200円)
一般当日:こども料金なし(大人3400円)


内野指定席C


(1)バリュー・スタンダード
FC前売:こども300円
FC当日こども無料
一般前売:こども1300円
一般当日:こども1400円
※一般価格はスタンダード価格を表記しています。

(2)プレミアム
FC前売:こども800円
FC当日こども1000円
一般前売:こども料金なし(大人3000円)
一般当日:こども料金なし(大人3200円)

(3)スーパープレミアム
FC前売:こども1000円
FC当日こども1200円
一般前売:こども料金なし(大人3400円)
一般当日:こども料金なし(大人3600円)


内野指定席B


(1)バリュー
FC前売:こども300円
FC当日こども無料
一般前売:こども料金なし(大人2600円)
一般当日:こども料金なし(大人2800円)

(2)スタンダード
FC前売:こども300円
FC当日こども無料
一般前売:こども料金なし(大人3000円)
一般前売:こども料金なし(大人3200円)

(3)プレミアム
FC前売:こども1400円
FC当日こども1500円
一般前売:こども料金なし(大人3400円)
一般当日:こども料金なし(大人3600円)

(4)スーパープレミアム
FC前売:こども1700円
FC当日こども1800円
一般前売:こども料金なし(大人4000円)
一般当日:こども料金なし(大人4200円)



内野指定席A

(1)バリュー
FC前売:こども300円
FC当日こども無料
一般前売:こども料金なし(大人2800円)
一般当日:こども料金なし(大人3000円)

(2)スタンダード以降
すべてこども料金なし(大人と同額)




内野指定席S


(1)バリュー
FC前売:こども300円
FC当日こども無料
一般前売:こども料金なし(大人3200円)
一般当日:こども料金なし(大人3400円)

(2)スタンダード以降
すべてこども料金なし(大人と同額)


まとめ


 今回はメットライフドームのこども料金について書いてみました。ちなみにこども料金適用・ジュニア会員特典適用のルールが今年から厳格化されるようです。細かくは実際シーズンが始まってからでないとわかりませんが、とりあえずこどものチケットを購入する際はこどもの身分証明書類(ジュニア会員なら会員証も)を携行するのが間違いなさそうです。
 だいたいの方が予想はついていたかと思いますが、安く抑えるなら全価格帯で外野芝生・ベンチ席の購入が一番です。ただ、その分競争率が高くなっているという問題もあります。土日などの混雑日の場合は売り切れもあり得るので、座席確保を優先したいのであればこどもの分もジュニア前売300円で抑えてしまうのが無難です。2018年の終盤は内野立見が事前に完売するシーンもよく見かけました。


2018年終盤はこういう日も多かったです。

 どうしても行きたい、という日があれば販売開始当初に抑える・ウェブでチェックして残席があやしくなってきたら抑える、という工夫が必要になりそうです。

まとめ後の余談


 以下無益な思い出話。
 前述のとおり、自分が友の会会員していた1990年代は土日に混雑はするものの毎試合満席とはならず、AKDなどの主力が一気に抜けた90年代中後半に至ってはせいぜい満席は開幕戦や優勝決定戦程度でした。行けば確実に入れる、というのが日常。そういう時代の人間なので、今回の記事も確認しながら頭が痛くなってきました。
 いちおう無料入場時に提示が必要になる会員証の注意書きに「満員時は入れません」といった文言があったと記憶していますが、実際断られた記憶はありません。友人である64が「球場に向かう手前の駅でもう入れないとアナウンスがあった」という思い出話をしていたので、この辺りは80年代と状況が違うかも。

 その後2000年代前後に一般会員の年齢になり、会員証提示を卒業しチケット入場組の仲間入りとなりましたが、この時期もしばらくチケット購入をした記憶がありません。ことあるごとにチケットをもらえたんですよね。しかも引換券じゃなく、半券が付いた実券を。さらに基本的には全日程いつでも好きな日に使えるというシロモノでした。球場前広場に飾る鯉のぼりにメッセージを書いて提出すれば2枚進呈とかやっていたなあ。
 それぐらい、当時のライオンズ戦のチケットはタダで貰えていつでも使える、というものでした。それで混乱が起きないくらい、残念ながら通常時の客入りが酷かった。まあ、そんな大量にいつでも使えるタダ券を配布してる時に、新人松坂大輔vsイチローの初対決(しかも休日デーゲーム)ってのがあって、それはそれは凄いことになったんですけども。

 その後少しずつ公式戦チケットが「お金を出して買うもの」「事前に買うもの」という風に本来の形に変わっていって、現在の「事前に日程を決めて発売日に買うもの」になってきました。どう考えても、正常化に向かっていますね。「面倒」とか「高い」というのは、我々年寄の戯言に過ぎないわけです。球団経営としては間違いなく良い方向です。
 
 ただまあ、行きたいと思った人は行ける、くらいがちょうどいいなあと思います。できれば今年もそうあってほしいですが、どうなりますかね。
 

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