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埼玉西武ライオンズ・レディース誕生のおはなし

2020/01/25

雑記・備忘録

久しぶりに野球の話。

ライオンズが、女子野球チームを公認することを発表。その名も「埼玉西武ライオンズ・レディース」。NPBのチームと同名を冠する女子野球チームは初めてだそうです。ユニホームや帽子はライオンズと同様のものを使うほか、練習施設や用具の提供といった支援を行うとのこと。

女子野球というとこの方のブログが特に女子プロ野球において詳しいですね。当方は正直あんまり詳しくは知りません。せっかくなのでざっと調べてみました。


加入する連盟は全日本女子野球連盟。加入するリーグはジャイアンツ杯争奪関東女子公式野球リーグ戦、通称ヴィーナスリーグ。

え、関東圏のローカルリーグに入るの?全国とかじゃ無くて?と早速無知を発揮しましたが、日本アマ女子野球トップレベルのリーグだそうです。規模も結構大きくて、45チームが加盟し4部リーグ制で、リーグ戦での結果で昇格降格あり。ライオンズレディースは2部からスタートするそうです。

あくまでアマ野球で、ここ最近慌ただしくなっている女子プロ野球には絡まないんですね。今回の騒動で宙に浮く所属選手の受け皿にはなるでしょうが。セレクションの参加条件に全チームの円満退団が入ってるあたりがリアル。ちなみにその女子プロ野球は、今後の新体制について会見を行うとのこと

支援、という表現が気になってはいましたが、要はライオンズの名を冠したクラブチームという格好でしょうか。


女子野球の歴史をしっかりと把握しているわけではないのでトンチンカンな反応かもしれませんが、面白くて良い試みだなあというのが第一印象。


女子野球界の理想としてはプロ野球がしっかりと成立して、女子球児達の最大の目標として君臨するのが一番でしょうが、残念ながらそれを目指した女子プロ野球は苦戦中。

個人的にはちょっと構造がわかりにくく感情移入しにくいという印象でした。チーム数やチーム名も定まらなかったし。ふわふわしたまま続いてきた印象。たった10年でゼロからそこまで持っていくのは相当しんどい。それでも10年間続けてきた努力には敬意を表します。

根付かせるための努力も惜しんでなかったんですけどね。NPBの試合で広報活動をしたり、NPBと同日同会場で試合してみたり。その辺りの協力はオリックスが積極的だった印象。母体がわかさ生活というのは大きかったんでしょうか。神戸ではこんなのもらいました。

コロコロあたりで連載してそう


新規開拓で苦戦する中でライオンズが選んだのは、既存の力を活用する道でした。

既存のリーグを活動の場に選び、既に認知されているライオンズというチームブランドを使う。女子野球に本格的に関わるという部分は初の試みですが、他の部分では既存のものをうまく使うことで、新規のリスクを減らすことができるのでは。

特にライオンズという名を冠しただけで、一定数の興味はそそれそう。早速自分とか行ってみようかと思ってるもの。そう感じたライオンズファンは多いのではないかな。野球ファンって単純です。ブランディングって大事。


何より、女性に「ライオンズに入りたい」という目標を持ってもらえ、それを現実にできる状況をつくったのは大きい。今回のニュースが出た瞬間、女の子のライオンズファンの多くの目標が「ユージカネコのお嫁さんになりたい」から「ライオンズに入りたい」になったと思います。

ちなみに上記のとおり、ライオンズは当面ジャイアンツ杯を奪取することを目標として戦うというなかなかな状況になります。

まずは支援という形にはなりますが、最終的にプロとして運営できるようになったら理想ですね。狙っているのがそこかはわかりませんが。とにかくは今回夢を見始めた子達が見続けられるように、長く続けることを目指して欲しいです。

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