水曜どうでしょうとわたし
作文みたいな見出し。まあブログって作文なんですけども。
基本野球が無ければインドア一直線だった自分。周りの人に恵まれたりもして、遠征という楽しみを覚え、全国各地をまわる20代でした。移動距離だけ言ったら結構アクティブな方だったと思います。
遠征に能動的になる理由はもちろんライオンズを応援したい気持ちからだったんですが、それにプラスアルファであったのが「水曜どうでしょう」というローカルバラエティの存在でした。
水曜どうでしょう。
90年代後半から北海道ローカルで放送されコアな人気を博し、レギュラー放送後半から、むしろ終了してから各地方局が安値で買って放送したことで全国にじわじわ広まり、なんだかんだ今もどこかの局が放送している稀有な番組です。
自分の学生時代はそのピークともいえ、今日はMX明日はTVK明後日はテレビ埼玉って状況がザラでした。で、その乱発期にザッピング(死語か?)してて偶然観てハマっていくという、ある意味よくあるパターンで自分ものめり込みました。
番組の企画上日本全国はては海外を巡ることが多く、かつ車や夜行バス(番組では「深夜バス」)、原付にフェリー、新幹線、飛行機での移動シーンが多い内容で、普通の旅番組以上に学生的には旅気分を刺激するものでした。
長く説明しましたが、今や「大泉洋」は説明不要な時代なのが恐ろしい。大泉洋出世作、というか番組開始時は大学生という立場でした。
レギュラー放送終了後も、1年か数年に1回「新作」ということで放送をしている番組です。
2023年新作はライブビューイング先行上映
そんな水曜どうでしょうの新作が2023年に放送されることが、Youtubeライブ配信で発表。さらにその後、同じくYoutubeで新作を地上波放送する前に全国映画館で「ライブビューイング」の形で先行上映することが発表。Youtubeで発表ってのが時代感じます。
もちろんせっかくの新作でイベントを打ちたいという思いもあるのでしょうが、製作陣が述べた先行上映の理由は
「どうでしょうって面白いらしいから初めてだけど観てみようって方が今作見たら絶対面白くない」
「ただ以前からどうでしょう好きな方はそれなりに楽しんでもらえるんじゃないか」
「自分から先行上映金払って見ようとする人なら許してくれる」
という感じの、だいぶネガティブなもの。謙遜ではなく、誰でも楽しめるレベルのものではないという自信の無さによる苦肉の策とでもいえましょうか。
そんなこと言われても、観にいくんですね。もう麻痺してるというか、感覚がおかしくなってるんですね。水曜どうでしょうだっつってメインの4人がなんかやれば満足する身体になっちゃったのです。
忘れてた先行抽選、そして即完続出
ということでチケットを買うつもりで準備。今回は大泉洋含むメインの4人がどこかの劇場で一緒に上映を観るということもあり、道内や大きい都心会場なんかは競争率が高いことが予想されました。
しかし、最近野球でもチケット買ってないこともあり、先行抽選とかの流れに鈍感になっていたようです。先行販売があるってことは覚えていたのに、あれいつまでだっけと思ってチェックし直した日が申し込み受付最終日の翌日という。
やむなく一般発売に切り替え。一般発売直前には上映館を追加するくらい、先行の時点で反響が大きかったようです。
最初は4人登壇の可能性がありそうな池袋グラシネをチェックしましたが完売。抽選時点で終わってたかは不明。第二候補として考えていた近場のT・ジョイSEIBU大泉をチェック。ちなみに西武グループ絡みのようです。まあ一応株主だしね。
無事購入できました。とは言っても、少し間をおいて見たら完売。大泉は追加上映館の一つだったんですが、それでも即完。なんだかんだすごい人気です。
迎えた当日とざっくり感想
当日は車で行きました。映画を見れば3時間駐車場無料なんです。が、今回終演時間が出ていませんでした。(後で調べたら上映時間長い作品ならその分無料時間も伸ばしてくれるようですが)。気になったので入場時に大体の上映時間を尋ねてみたところ、
「予定では大体4時間・・・」
「4時間!?」
思わず声に出してしまった。全話見せますとは謳っていたが、製作陣の自信のなさや映画館でやれるレベルというのを踏まえてせいぜい3週分(1週あたりCM込み30分の番組です)の新作だと…。4時間逃げ場なくどうでしょう視聴の刑。内容次第では拷問。
結論としては杞憂でした。
面白かった。ずっと笑ってた。大満足。
ただ、製作陣が言っていたことも理解できました。これは初めての人にはお勧めできない。水曜どうでしょうってこういう番組です!とご紹介するにはあまりにも厳しい。
自分ばかりだけではなく、周りも爆笑してました。見に行った方のほとんどは満足したと思います。でも多分初めての人に勧める?と言われたらほとんどの人がノーというでしょう。なんだろうこの感じ。いいたとえないかなあ。
で、自分の中で浮かんだもの。
あー、これゲームのダウンロードコンテンツに似ている。
あの、ゲームソフト自体は別にあって、後から料金払うと別のミッションが遊べたりするあれ。あれ、ソフト自体をきちんとやって楽しんでる人は出してもらえるとすごく嬉しいんですが、ソフト自体をやってない人がDLCだけやっても全然わかんない。ストーリーやらシステムをわかっている人向けに作ってる。ていうかそもそもソフト自体をやってない人がDLCだけやるってのはシステム上ほぼほぼあり得ない。
違って怖いところは、どうでしょうはこの後地上波放送されるってことかしら。DLCから入れちゃうという。それで面白いと思わせるのは確かにきつい。
ということで、どうでしょう好きな方は楽しめる新作です。
見たことないから見てみようって方は、とりあえずレギュラー回を何本か見てからをお勧めします。何もこれを一発目にしなくてもいいと心底思います。
そんな感じの新作。面白かった。
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