前回までのあらすじ。Southern beachで蛙とたわむる。
蛙に遊んでもらってたら時計の針は15時を回っておりました。
今回の一泊は温泉宿。旅のメインにしている試合は明日。となれば早めにチェックインしない理由はないわけです。国道を外れて車を走らせること十数分。
絵に描いたような温泉宿。特に部屋からの眺めが素晴らしい。
ここは何用のスペースなんですかね。毎回意味もなくとりあえず座ってみちゃいます。
ひと座りして満足したところで浴場へ向かう。時間で男湯・女湯・混浴に切り替わる露天風呂がちょうど男湯タイムということで、迷わず露天風呂へ。
人生の先輩が二人先客でいたものの、ちょうど岩陰になる位置で湯を楽しんでおられたのでほぼ貸切気分。
いいですね、晴天の下の露天風呂は。ものすごく自由で贅沢なことをしているような、背徳感混じりの愉悦。
肩まで浸かり、首から下は完全に力を抜いて湯に委ねる。ぷかぷかとゆったり揺れて頭の中も無になっていく。うーん非日常。岩陰から聞こえる先輩方の会話も、だんだんと心地良いBGMがわりに思えてきた。
露天を満喫した後、内風呂も堪能。同じく貸切状態。窓からは、部屋からも見えた田園風景。露天風呂にも負けない開放感。内風呂の湯温が自分にはちょうどよくて、結局露天より長湯してしまった。
部屋に戻ったら、道の駅で買い求めた地ビールを。
長距離移動して運転から解放されたあとのビールって余計に美味しい。温泉上がりのビールって余計に美味しい。その地で飲む地ビールって美味しい。ということで、条件揃いまくりのこのビールは至高の領域に近いです。
我慢することなく布団にダイブしていたら、遅れて風呂から戻った我が子がウノ持ってきた。
エレベーターホールの貸出品コーナーにいろいろあったうちのひとつだそうです。正統派温泉宿って感じで素晴らしい。
俺と戦え、と引退試合で蝶野を呼び込む武藤敬司ばりに煽ってくる子。ええ...と思い妻を見やると速攻で布団ダイブして、日頃の疲れを癒さんとしておられる。
ノン甲斐性旦那まっしぐらの自分がその時間を奪えるわけもなく、「ウノってあんまりサシでやるものではないのではないかな?」と説得を試みるも戦闘モードの子には伝わらず。まあこうやって遊びに誘ってくれるのも今だけか、と切ない納得をしつつプレイ。
関係ないけど大貧民とウノほどローカルルールが多いゲームもないですよね。大貧民に至ってはゲーム名からして大富豪とどっちで呼ぶか問題もあるし。
ちなみに自分のところではドローツーとドローフォーは手持ちがあれば出し返せました。巡り巡って最初にドローフォー出したヤツが20枚くらい取る羽目になってたり。刺激を求めた結果、ドローフォーも申告された色の記号カード持ってたらそれも出せるとかやってたなあ。
ていうかここ最近で新しい記号カードとか生まれてるんですね。なんだよシャッフルワイルドって。子が当然のように出してきてポカンとして、説明されるままに動く。あの日の親父もこんな気分だったのか。
ひとしきりやって満足していただいた後、夕飯。ひとっ風呂のあとあちこち動き回るのも億劫だし、メニューも魅力だったので宿で食べることに。
そして白飯。おかわり自由という素晴らしさ。しかもちょうど炊き上がりのタイミングに遭遇。ほぼ完璧。
ほぼ完璧だったんですが、ちょっと残念だったのが白飯単品とかがメニューになくて、白飯にありつくには定食を発注しないといけなかった点。
そして定食のメインが、あえてここで食べなくてもいいかなってメニューだったのが。てんけいことスズキだけでモリモリ白飯いけたというか、実際それでいきたかった。お店の事情があるのでしょうが。この白飯なら味噌汁とおしんこだけつけて白飯セット800円、とかで全く問題ないしむしろ大歓迎なのですが。
逆に言えば残念だったのはそこだけ。大満足の大満腹です。ごちそうさまでした。
部屋に戻って布団に転がったら、程良い酩酊感とともに睡魔がやってきた。抗う術も理由も無し。あっさりと眠りに落ちていきました。
(つづく)
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