エコー、と読みます。否、読むそうです。
1963年デンマークで創業したECCOは最高の履き心地を追求し続け、シューズのデザインはもちろんのこと、原材料であるレザーのなめしから靴の製造に至るまでを全て自社で管理・運営する、世界でもユニークなシューズブランドです。
とのことです。
正直、存じ上げませんでした。昔CMが話題になった紅茶飲料?それはピコー。ライオンズ球場の電光掲示板に広告があった...それはリコー。
もうほかには無いかな。よし。
そんなシューズブランドが、ライオンズのビジネスシューズサプライヤーになったのは知ってました。とは言っても、へえ、という程度だったのが正直なところだったのですが。
開幕してほどなく、ECCOがキャンペーンを開始しました。その名も「ECCOを履いてライオンズを応援しよう!」。ECCO製品を買って観戦チケットを当てましょう、というよくあるキャンペーン。
ライオンズのサプライヤーになったことで売上アップした、知名度上がった、という流れは後押ししたいところですが、なにぶん何もしなくてもチケット引換券が舞い込む時代を過ごした身としては、数万の靴を買ってまでチケットの抽選にしようとは・・・。
と思っていたところで、募集の座席種に目が留まる。
ひとつは、内野席S指定をペアで25組50名。これは普通。カードも人気のカープ戦だし、グレードの高い指定席だし、キャンペーンの景品としては充分です。でも、今回目を奪われたのは、もうひとつ。
スイートルーム 2組10名。
そう、バックネット裏、オーナーズレストランの下にある、テラス付きの個室。存在は知っているけれど、入ったことはないあのエリア。勝手知ったるメットライフドームでも、全貌を知らない数少ない場所。全貌を知らな過ぎて、勝手にあの個室は政治家的な人が密談的なアレに使っていると思っています。
試合日は8月1日。夏休み期間とはいえ木曜日のナイトゲーム。要項を見るに、まずはスイートルームの抽選をして外れてもS席を・・・というのではなく、いずれかを選んで応募して、そのなかで抽選という方式の模様。ちなみに2組10名の内訳は、4名と6名各1組ずつ。
あれ、これ、当たるんでね?
基本的に毎回発言の末尾に「まあ明日地球滅亡するかもだから」を付け加えるほどのネガティブ志向の持ち主なんですが、たまに、突然、異様にポジティブ思考になることがあります。そういうときたいてい、根拠はありません。ただ、自信はやたらあるのです。大丈夫です。最近付き合う人のタイプが変わったりはしてません。
で、今回それがきました。当たる気がする。行ける気がする。
そう思い、妻に相談。おれの根拠のない自信のくだりは簡単に流しつつも、せっかくこんな機会があるならば応募してみようか、との同意を得る。
そうと決まれば、行動です。
ECCOのショップを探し、南大沢のアウトレットに出店していることを知る。早速休日に向かう。謎自信のおかげで、靴を買いに、というよりはスイートルームのチケットを買いに行く感覚です。
賑わいをみせるアウトレット内、人の波を避けながら目的の店舗へ向かう。と思っていたところで、募集の座席種に目が留まる。
ひとつは、内野席S指定をペアで25組50名。これは普通。カードも人気のカープ戦だし、グレードの高い指定席だし、キャンペーンの景品としては充分です。でも、今回目を奪われたのは、もうひとつ。
スイートルーム 2組10名。
そう、バックネット裏、オーナーズレストランの下にある、テラス付きの個室。存在は知っているけれど、入ったことはないあのエリア。勝手知ったるメットライフドームでも、全貌を知らない数少ない場所。全貌を知らな過ぎて、勝手にあの個室は政治家的な人が密談的なアレに使っていると思っています。
試合日は8月1日。夏休み期間とはいえ木曜日のナイトゲーム。要項を見るに、まずはスイートルームの抽選をして外れてもS席を・・・というのではなく、いずれかを選んで応募して、そのなかで抽選という方式の模様。ちなみに2組10名の内訳は、4名と6名各1組ずつ。
あれ、これ、当たるんでね?
基本的に毎回発言の末尾に「まあ明日地球滅亡するかもだから」を付け加えるほどのネガティブ志向の持ち主なんですが、たまに、突然、異様にポジティブ思考になることがあります。そういうときたいてい、根拠はありません。ただ、自信はやたらあるのです。大丈夫です。最近付き合う人のタイプが変わったりはしてません。
で、今回それがきました。当たる気がする。行ける気がする。
そう思い、妻に相談。おれの根拠のない自信のくだりは簡単に流しつつも、せっかくこんな機会があるならば応募してみようか、との同意を得る。
そうと決まれば、行動です。
ECCOのショップを探し、南大沢のアウトレットに出店していることを知る。早速休日に向かう。謎自信のおかげで、靴を買いに、というよりはスイートルームのチケットを買いに行く感覚です。
南大沢のアウトレット。雨の日でした。 |
ありました。しっかりとキャンペーン告知のポスターも。
喜びと同時に、ああそんなに大々的に告知するんじゃない競争率が上がるだろうがという思いも。自信あるんじゃなかったのかお前。
なにはともあれ、買わないと始まりません。店内を物色。へー。大人っぽいというか、落ち着いているというか。安っぽいスニーカーとはそろそろお別れしたい中年始めとしては、今回の件を抜きにしてもちょうど望みどおりかも。思わず真剣に見てしまう。いろいろ試し履きした結果、ブラウンのシューズがしっくり。キャンペーンのことしか考えていなかったけれど、これは満足度の高い買い物です。
お会計時に、はがき型の応募用紙をいただきました。
ここから悩みました。何にって、4名1組での応募か、6名1組での応募か。子の進路決めにも負けず劣らずの夫婦会議スタート。
「平日での6人集合は難しいから4人への応募が多いのでは」
「6人部屋の方が当然広い。広い部屋を望むのが人間では」
「あっそもそも俺友達6人もいない」
「それはこっちがなんとかする、ていうかお前それ大丈夫かいろいろ」
・・・等々、散々悩んだ結果、6名1組に応募することにしました。回答自由のコメント欄、そりゃあしっかり書きましたよ。祈りつつ投函し、あとは幸運を祈るのみ。
というのが、4月ごろのお話。
月日は流れて、7月。
応募したてのころはそわそわしていましたが、日々に忙殺されるうち、だんだんと応募した事実も記憶の彼方へ。たまにふと「そういえばあれどうなったんだろうねえ」と話すことはありましたが、当選者のみへのアナウンスなので知る由もなく。ただ、もうひとつの「観戦チケット賞」の試合日が過ぎると、さすがにまだ無連絡ということは外れたのだろう、という結論に落ち着いた、そんなある日。
仕事中、コピー機を操作している自分のもとに、1件のメール。
送信者は、ECCO。
件名は「当選のお知らせ」。
停止。コピー機が?俺が。
のち、小刻みに震えだす。コピー機が?俺が。
大声を出しそうになるのを何とかこらえる。
しかし本文、予想外の出だし。
「【ご注意】本メールは参加確定のご連絡ではございません」
どっちだー!
続く。
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