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舞子スノーリゾートへ行こう(1)

2020/01/19

家族で外出シリーズ 旅行記

そういえば、ここ最近野球の情報を仕入れていない。

年が明け、選手達がキャンプに向けて動き出す。束の間の眠りに入っていた野球界が身体を起こし、シーズンの幕開けに向けて伸びをする時期。どの選手にも一挙手一投足に決意が満ち溢れる時期。すべてのファンが、自軍への希望を口にできる唯一の時期。

見方によっては野球ファンの熱が最も高まるこの時期に、それでも未だ、追いかけようと頭と身体は動かない。

恐らくは、疲れているのだろうと思う。

疲労が溜まるのが早くなった。疲労が抜けるのが遅くなった。その一方で、仕事の面で使う労力が増えた。責任感、とやらを背負う立場になってきたことによるところが大きい。この歳で職場から何ひとつ背負わされないよりは幾分ましかとは思うが、とはいえ負担が軽いことに越したことはない。

ただでさえ減り気味の拘束外の時間。そこから充てる疲労回復時間が増すことで、自由時間はさらに減少の一途を辿る。なるべく残りを家族とともにと欲せば、おのずと他の時間は削られる。テレビを見るとか、ウェブをチェックするとかが、削除の対象になる。

それに加え、洪水の如く溢れて流れる情報群に身を晒すことに、最近負担を感じ始めたのもある。たまに身を投じてみても、とある選手がテレビバラエティで大活躍、みたいな心底どうでもいい情報ばかりだったせいもあり、進んで近づく気力がなくなってきた。

SNSに対しても似たような感覚になってきている。以前は乱雑な短文達から自分好みのものに出会うことに楽しみを覚えたが、最近はその遭遇率が減った。近年総じて好戦的な文面が多いのも、元来気弱な自分には向かない傾向だ。タイムラインを追うのが、そろそろ億劫になってきた。


何が言いたいかというと。


仕事バタバタで年末年始は希望どおり休めて無くてキエエエ。


ちょっと面白くなるかと思って小難しく書いてみたけどただただ病んでるんじゃねーかという不安だけを覚える文章に。病む病むオレンジ。大丈夫です。落ち込んだりもしたけれど私はげんきです。PS元気です。

そろそろ思いついたらとりあえず書くって姿勢はやめたほうがいいんじゃないかな。


実際仕事は慌ただしく、ここ数年訪れていた野茂栗山イベントも断念する羽目に。当日の休みは取れたものの前後の予定が詰まっていて、タイトなタイムスケジュールで行っていろいろ中途半端になるのなら、と判断。

妻と相談の上の結論ではあったものの、行くつもりだった外出を自分都合で潰したのは事実。代わりにできるイベントはないかしら。1日の休みで満喫できる、かつ妻子が楽しめるような…。そこで浮かんだのが、日帰りスキー。


冬といえばスキー。冬の娯楽の王様であります。ゲレンデが溶けたり急上昇したり恋人がサンタクロースだったり。前回の軽井沢は泊まりがけだったけど、日帰りでもじゅうぶん楽しめるレジャーです。そういえば家族生活の我が指南書でもあるクレヨンしんちゃんでも日帰りしてたし。お前指南書の選択間違ってるよ。

いいじゃないか日帰りスキー。せっかく買ったこども用のスノーボードも使用頻度を増やしたい。なにより妻が好きなレジャーだ。ハマったらとことんまでいく性格から、一時期スキー場に住み込みで働いていたくらい。正直、自分なんかよりヤツがブログを書いた方がよっぽど読みごたえがあるんじゃないかと思うほど濃い人生である。そんな刺激好きの彼女が何故自分といるのかは結婚以来続く最大の謎だ。ちなみに聞く勇気はない。聞いて「なんでだろう」と思われても困るし…。


えーと何の話だっけ。そうそう、日帰りスキー。


早速日帰り圏内のスキー場を調べてみる。軽井沢も選択肢には入るけど、どうせなら初めて行くスキー場がいい。車で行くので、できれば周辺道路の降雪は少ないところ。

…ちなみにこの流れでこのブログなら最初に挙げるべきであろう狭山スキー場は、ドーム改修に巻き込まれてとともに設備改修に入っていて、今シーズンは営業休止となっています。

幾つかある候補のなかで、今回選んだのが舞子リゾート




関越道塩沢石打ICから1分という立地が魅力でした。降雪もありうる状況で慣れない下道を右往左往しなくていいのは嬉しい。生来の方向音痴なんです。今回も経路調べようと間違えて米子って打って出た結果で「10時間!?」となるくらい。それは方向音痴とかというよりただの無知では。実際は
所沢ICから2時間ちょっとです。

住所としては南魚沼。当時二軍帯同だった上本BP目当てで行ったなあ。良い球場でした。スタンドからブルペンの眺めも最高だった。まあ、当人はいなかったですが。美味しいご飯屋さんにも出会えたしいい旅でした。あの店、今回も行けるかな。



迎えた当日。
朝8時頃に出発。高速に入る前にカフェラテなんぞを買い求め、のんびりドライブ気分。これが3時間を超える行程になるとカフェラテがエナジードリンクに変わります。2時間程度なら気持ちもまったり。

道中2度ほどの休憩をはさみながら向かう。高原、と名の付くSAには寄りがちです。順調に進んだ行程でしたが、新潟に入ったところで降雪。もともと予報があんまりよくなくて別の場所も候補にいれつつ、当日朝好転していたからこっちにしたんだけどなあ。ちょっと不安。

時間としてはほぼ予定通り塩沢石打に着き、出口目の前にでかでかと設置された舞子リゾートの案内看板を頼りに走る。ここで不安がプラス。てっきり出口すぐからスキー客の賑わいが感じられると思っていたのに、ものすごく閑散とした雰囲気。

合ってるのかしら…と訝しみつつ向かうと、駐車場発見。ただ、こちらも閑散。さらに、賑わうゲレンデの姿があたりに見当たらない。試しに行き過ぎてみても、行き止まりでその先はホテル専用駐車場。仕方なく戻り、駐車場の係の方に声をかけてみる。すると衝撃の回答が。

「こっちは雪不足でクローズしているんです」

クローズ?やっていないってこと??
いきなり暗礁の日帰りスキー旅行。さてどうなる。



つづく。

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