今季から内野指定席の座席がリニューアルしたメットライフドーム。
本来なら春から早速超満員のファンを迎え入れるハズが、残念ながら人数制限でチケット自体が取りにくく文字通りの椅子取りゲーム状態で、そう簡単に体験できない状況になってしまっていました。
かくいう自分も、唯一行った試合がレフト外野指定だったので前回は旧式座席。実際に座った方々からは概ね好評の新座席を早く体験したかったのですが、先日ようやっと座れました。
ということで、今回は自分なりの体験レポートです。この先は観客数増加の方向に進めるようなので、より多くの方が体験できる新座席。購入にあたり参考になれば幸いです。
なお、以下に挙げる数値はざっくり計測ですので正確な実寸、公称値と異なる場合があります。ご了承ください。ご了承ってください。ご了承りましたか?ご了承れた方は続きをどうぞ。まだご了承れない方はご了承れるまで待ってますので慌てずにご了承る方向でひとつ。
対象席種
※以下、投稿当時の内容のため序盤は昔話としてお読みください※
2020年現在、基本的に内野指定席各種がこの形状に変わっている模様。レフトにのみある外野指定席エリアは旧式のまま。
画面右下が旧座席(レフト外野指定)。新座席のエリアからは内野指定席になっていて、きっちりわかれています。ちなみに一塁側の外野席種は芝生とベンチのみで、レフト外野指定にあたるエリアは内野指定席の設定。そっちは新シート。
旧座席は開場当初からのシロモノ。こうみるとやっぱり年季入ってますね。この椅子に座ったことある世代ない世代って分かれ方も今後するのかな。
...はいここまで昔話。
2021年グランドオープン時に残りの旧式席は撤去されました。改めて、このクッションタイプを採用している座席種は以下のとおり。
内野指定席各種
内野指定席、とついた各席種は全てこのタイプ。SSからCまでランク分けされていますが、座席位置の違いであってシートの形状は同一です。
逆に、内野指定席とついていない内野エリアの席種はこのタイプではありません。ブルペンかぶりつきシートも微妙に構造が違います。フィールドビューも。
また、ネット裏エリアとも異なりますが、ネット裏エリアに入るとエリアの中でさらにシート形状が細分化されてきます。ここまで細かく違うと自分なんかはもうわけがわかりません。
ライトポールシートA
内野指定席とつかない席種で唯一このシート形状なのがここ。そうなった経緯としては上述のような切り替え時期のズレが影響してると思われます。
座席構造
シートの形状
リニューアル時のウリのひとつが、「12球団初のグラデーションカラー!」でした。要は席ごとに色味が違って全体的にみるとグラデーションカラーになってるってことです。空席じゃないとわからないし開催日にそれわかっちゃったら客入り的にダメじゃねという考えは置いときます。
某夢の国付近の海沿い球場の外野席はちょくちょく椅子が壊れて単品ごとに取り替えるもんだから新旧入り混じってグラデーションっぽくなってますけど、あれは期せずしてのグラデーションじゃないからノーカウント。
そんな見た目なんかより注目すべきはそのクッション性。去年までのネット裏寄りの内野エリアは後付けのペラペラクッションでしたが、今回は違います。
水筒が邪魔。
どうですかこの肉厚ぶり。ジャップの出すステーキは薄過ぎてまるでハンカチのようだぜとお嘆きのアメリカン(テキサス在住)も納得の厚さです。
試しに測ってみた。
だから水筒が邪魔だって。
クッション部だけで7cmに迫る厚みです。言うまでもないですが座り心地は旧式と雲泥の差。全然お尻痛くならないです。4時間超のロングゲームだってどんとこいです。
座席幅などのサイズ面
クッション性が格段に向上したわけですが、1席あたりのサイズ感はどうでしょうか。
まず全体的な横幅はこんなもん。
両肘掛間でだいたい50cmちょっと。
座面の横はだいたい40cm。
37cmのツインスティックバットを横にして膝に乗せるとこんな感じ。
前後の幅は
だいたい70cmくらいでしょうか。
小柄な自分が座った場合でも膝はこのへん。
これまたこどもが座ると
ゆったりなんですが、微妙に膝の位置が合わず。深く腰かけると足が真っ直ぐになってしまい、前の席の背もたれを蹴ってしまいそうでちょっと冷や冷や。足バタつかせる癖がある子は親御さんが注意してた方がいいかも。
かといって膝に合わせて座ると背もたれに届かず若干中途半端な感じに。多摩テックのゴーカートで貸し出してた背もたれの補助みたいなの欲しい。また、膝に合わせるとどうしてもすこし前よりになりますが、それくらいの身長の子ならそれでも後ろの方の視界は遮らないかな?
感想
旧式と比べて格段に座り心地が良いのは間違い無いです。とにかくクッションが効いてて快適。旧式に慣れ親しんだ方なら座ってすぐその違いに驚くはず。他球場で最上級グレードの座席として用意されていても違和感無いくらいに良いです。
ちょっと残念なのは、座席幅は大きな変更がないので、ゆったり感はそこまで変わっていない点。座席配置を根本から変えているわけではないので仕方ないのですが。
前の席との間隔も、足を伸ばしてって感じではない(体格によっては姿勢良く座っても膝がきついかも)し、列中程の席に行く場合はその列の方に立ってもらう必要は引き続きあります。
とはいえやはりこれまでのことを考えると充分すぎるほどの改良具合です。去年よりも快適に観戦できるのは間違い無い、嬉しいリニューアルです。
なにより、メットライフドームを改善しつつ引き続き使っていこうという球団の姿勢は、身売り問題移転問題に怯えた時代を過ごした身としてはありがたい限り。
様変わりはしていきながらも、根っこは1979年から続く同じもの。ホームとして凄く良い形だと思います。暑いし寒いけど。それもひっくるめて、引き続きこの地で、ライオンズの歴史を紡いでいってほしいです。
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