新装なったメットライフドーム。
...この導入何度めでしょうね。語彙力って何すか。
で、だ。
これまでちょこちょこ新座席をつくってきたメットライフドーム、元の名を西武ドーム。その座席種がここ数年で一気に増加して、2021年をもってグランドオープンを宣言。…ということは、恐らくは大きな席種の増加・変更は一旦打ち止めでしょうか。
いやー、増えました。増えに増えたり全28種、チケット価格表に載る座席種名の数でいけば41。多いよ。広大かつ雄大なる東京多摩地域の市区町村数より多いのかよ。
ここまでくると全部把握する気は毛頭無いですが、どういう感じになったんだべという興味が全く無いと言えばそれも嘘になります。
そんな自分みたいなやつにとってはありがたいグランドオープン後のシステムとして、メインゲート以降のチケットチェックが基本無いという点。一塁側から三塁側もしくはその逆の移動も、グッズストア入退店時も、コンコースからスタンドエリアへの出入り時も。ネット裏やフィールドビュー、一部のグループ席以外はチェック無しで移動できます。
結構これがストレス減になって快適。見てるんだか見てないんだかな外野エリアチェックも無くなりました。試合中盤あたりからアバウトになりすぎなんだよやるなら頑張れよ。というモヤモヤ感ともさようなら。
…で、それのなにがありがたいんだっけ。ああ、そうそう。
一部エリアを除いて、一応移動しながら座席の様子を覗くことができるんです。除いて覗けるって!お前にはお手上げだぜロドリゲスhahaha!
で、だ。
ということで、とおりすがりにパシャパシャやってきました。
写真を撮るという行為をパシャという擬音で表現するのにはそろそろ無理がある時代な気もしますが。
今回の改修で一番の変更点ともいえるのが外野席エリアの大改修。永年芝生席メインの構造でしたが、遂に全て椅子席に。今回はこのエリアを中心に…というか、外野指定席の座席構造についてと、同じ構造の座席を採用しているその他の席種について触れていきます。
所沢・ベルーナドームその他の席種についてはこちらから。
所沢・ベルーナドーム各席種情報
席種ごとに記事を作成しております。 席種名含め、すべての情報は記事作成時または観戦当時のものです。 リニューアルなどで変更している場合があります。
外野指定席の座席構造
肘掛けは無いですが、一席ずつ独立し背もたれもあるシートです。
ちなみに改修シーン。
この坂が2000円前後で売られてたってのは数年したら驚愕の歴史になるんですかね。
別の席と異なり立っての応援のしやすさを考慮に入れている構造ということで、座面を跳ね上げた状態での前後幅が内野席と比べ140mm広いそうなんですが
確かに広いかも。
リニューアル前と比べるために画像を見てみると
あ、間違えた
またわかりにくいやつを…。何故最前列のを…。
右隅に見える二段目との幅をみると確かに若干広々。幅以上に、跳ね上がった状態の畳まれ具合に違いを感じます。旧式はまだまだV字ですが、新外野席はしっかり折り畳まれている感じ。
新内野エリアのシートと比べると
座面の厚みの差もあり、やはりこちらも旧式同様のV字。新外野は座面の薄さの分跳ね上がり時の前後幅を確保できています。応援のために試合時間の半分くらいは立っていることを踏まえ、座り心地をあえて削って立った時のゆとりをUPさせたのは合理的。ある程度前後距離あった方がフラッグも振りやすいですしね。
また、以前は背もたれ無しのベンチ席だったゾーンも同じ座席ができています。
柵の前の通路=以前の芝生とベンチの間にあった通路。 |
既存の外周通路にせり出さないためなのかな、と思いますが(真意は不明)、旧ベンチエリアは若干勾配が急になっているみたい。グラウンドから見てみると違いが分かりやすいです。
外野に関してはグラデーションカラーっていうよりすげえ拡大したドット絵って感じ。
レフトからビジョンとライト方向を望むと
こんな感じ。さすがにこの風景に大きな変化はないので少しほっとします。
チケットチェックについて
前述のとおり入場後のチケットチェックポイントが激減したので、外野席においては入場後のチケットチェックはほぼありません。以前は外野エリアはエリア出入り時も半券チェックがあり、半券チェックされたら死んじゃう病の人はトイレに行くこともできずその場で泣く泣く涙と別のモノを涙とともに流す日々だったのですが、今年からはフラッグスにも一塁側にもノーチェックで動けます。
あと、地味にですが外野芝生-外野椅子席(旧内野席)を隔てる柵が無くなっています。遠目通り抜けられそうなのに関係者と白ライオン以外は通行禁止だ外周からまわれ、という初見殺しのトラップが遂に消滅。
混雑日ほど多くの方がハマってましたね。しかも、しゃあないじゃあ外周へ、と真横の外周方面への階段を昇るとそこは外周通路には出れないという追い打ち仕様。ダブルでハマった人たちの絵に描いたようなイラつき顔を何度見たか。自分も初めてでハマったら同じ顔をする自信があります。あれは構造面と導線作成面のミスだったよなあ。
疎ましくもルール通りにはしていましたが、そのシステムがなくなるとその楽さに驚きます。あ、ルールがあった時との落差による楽さに驚きます。個人差あるでしょうが、自分はそれだけでかなり快適に感じました。
ただ現状は組織だった応援がされていないから実装されていないだけで、本当の通常運行になったらホーム・ビジターのチェックは発生するかもしれません。カードによってはあちこちでトラブル発生しそうだし。
この構造の座席の席種とお値段
タイトルにも入れましたが、今回の座席構造となっている席種は
・ライオンズ外野指定席A、B、C
・ビジター外野指定席
・ライトポールシートB
となります。
ライオンズ外野Aは元外野指定席。去年このエリアはシートが改修されなかったのですが、ここで揃えるためだったようです。
ライトポールシートAの方は去年からのリニューアルシート(クッション厚いやつ)みたいです。上の新内野エリアシートとして出している画像の椅子ですね。AとBではプレミアム以上のカテゴリだと400円、スタンダード以下だと100円差になってました。
この座席タイプはおおむね一番高いカテゴリでもファンクラブ会員大人なら3,000円以内で購入可能、安価なカテゴリでは1000円台にもなる価格的には買い求めやすい席種になっています。
また、子連れ目線で行くとライオンズC、ライトポールB、ビジターがすべての料金カテゴリにおいてジュニアファンクラブ会員の前売300円・当日無料対象。ただ、安さや応援エリアという席種特性で比較的早い段階で残席が少なくなります。
また、ライトポールBを除いてホームまたはビジター応援エリアとなっていて、そのゾーンの応援対象にあたらないユニホームやウエアの着用・グッズの使用は禁止となるので注意。ビジター応援エリアならライオンズのユニホーム着用やフラッグ使用も不可。
あわせてライオンズファン向けの来場者配布グッズもビジター席のチケットだと対象外のことが多いです。安いからととりあえず買うと望んだサービスが得られなかったりトラブルになったりするので注意が必要です。
子連れなのである程度中立というかまったり気分でとか、相手チームファンの友人と安価で観戦したい場合は消去法でライトポールBになります。プレミアム以下だとライトポールA・内野Cなどもジュニア前売300円・当日無料になってくるので、そこも選択肢に入れておくと確保の可能性があがります。
以上が新装外野指定席と、それに類する座席についてでした。
応援のしやすさを意識したという点では新時代を感じさせる座席構造になっています。ただ今のところ本格的な応援ができないので、実際その構造が効果的かどうかの測定はまだまだこれからになってしまうのが残念。
フルに入れたら芝生時代よりは人口密度は増すようになったはずなので(実数の差を忘れたので断言はさけております)、おのずと声量や圧力も増すはず。わざわざそうするために設計してもらったと言っても過言ではないので、ここは球団側の狙いどおりにさせたいところですが…果たして。
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