【フィールドビューソファ】2021年グランドオープン後の所沢・ベルーナドームの各座席をみてみよう

2021年新座席シリーズ。

今回はフィールドビューシートの紹介レポートです。

所沢・ベルーナドームその他の席種についてはこちらから。

新座席には様々なコンセプトや特徴があるのですが、売る側の視点で考えた際に大きく区別できるのが、「座席位置だけでも充分すぎるほどウリになる場所につくった席」か「このままだとどちらかというと不人気エリアのままなので、味付けして普段から捌ける・高単価でも売れるようにした席」か、という発案時の立ち位置。

前者だとアメックスシートなんかそれの最上級で、ふらっとシートなどスタンド最上段設置のグループ席が後者といえます。

2021年の新座席同士でもそれは混在していて、前回触れたダグアウトトップシートを前者とすれば、今回のは後者にあたるでしょう。

ということで今回はフィールドビューソファについて。

ソファーじゃなくてソファ。ゾフィーじゃなくてゾフィ。ジャックじゃなくて帰りマン。バッファローズじゃなくてバファローズ。コンピューターではなくてコンピュータ。たいくではなくてたいいく。

…もうないかな。

さて、フィールドビューソファー（おい）ですが、以前からあるフィールドビューシートのエリア後方一角に位置しております。

参考用の公式座席図は→　こちら（ＰＤＦです）

一・三塁横のせり出しているところがフィールドビューエリア。後付け感がありますが実際後付けで、ベースとなる西武球場～ドーム化しばらくは座席がありませんでした。フィールドビューシートの記事は別にありますので、あわせて読んでいただくとだいたいイメージできるかと。

フィールドビューシート

ちょいちょい昔の球場ルールや用語(自由席とかもそうなっちゃいますね)が出てきますが、昔の文章っぽさを残したくてという理由の元に面倒くさいから書き換えてませんのでご了承ください。

ダグアウトトップの記事ではふわっと書いたけど、ダグテラとフィールドビューは2009年からってわざわざ確認して書いたんですね当時の俺。書いたことを忘れている…。

フィールドシートの後方エリア一角、となってますが、要はシート最後尾＆ホームに一番遠い(ブルペンの隣)のところです。

ソファにほど近い、フィールドビューエリア入り口付近からの視点がこちら。

着席するとさらに視点は低くなります。ほぼグラウンドレベルの位置で着席して観るので、守っている野手と同じかそれよりも低い視点での観戦が可能。

また、見てのとおりエリア全体がかなりフラットになっていて、前列後列の高低差がほぼありません。

以上２点とも、通常の内野席と比べると違いがよくわかります。

臨場感は圧倒的。ただ、視点が低い分俯瞰では見にくいです。グラウンド全体の状況を把握しながら観戦したい場合は、フィールドビューよりも通常の内野席のほうが適しています。

ペアシートになっていて、二人分のソファタイプ。右か左に1ペア分隣接していますが、若干の前後のズレをつくっているので普通席よりは独立感あります。

見切れ席がある、という但し書きが公式にあるように、座ってみないとわからない見切れ箇所はありそう。上のリンク先の記事でも書いてますが、フィールドビューな分コーチ・審判らによる目当ての選手の見切れはこのエリアならある程度の覚悟が必要ではあります。

ブルペン真横なのである意味ブルペンサイド…と思いきや、画像のとおりソファ位置によってはほぼ見えないというところもありそう（F2の12の１，２とか）。

座席数は一・三塁側にそれぞれ8シート、計16シート32名分。かなり座席数が絞られる部類です。

ファンクラブ会員前売価格でいくと、バリュー設定から順に

4500円／5000円／5500円／6000円

となっています。500円刻み。ちなみにフィールドビューシートとすべて同額です。

また、今回細かく触れませんがフィールドビューエリアも既存の最前列の前にもう一列座席をつくり、「フィールドビューフロント」として新たに売り出しています。一列前なだけでなく座席位置も掘り下げフェンスも下げていて臨場感ＵＰとのこと。そのフロント席は通常フィールドビュー＆フィールドビューソファよりそれぞれ500円増しでした。

なお、フィールドビューエリアはすべてこども料金設定はありません。

もともとグラウンドが目の前なのがウリなのであって、通常内野席最前列より少し前なだけなフィールドビュー最後列は確かに外れ感ありました。座席の性質上フィールドビューエリア内の座席前後の段差もほぼないので、後ろに行けば行くほど視界は悪いし…。

そんなマイナス面が多い席を人気席にするならソファにしちゃえばいいじゃないという魂胆と思われるこの席。見えねえけど野球場のその位置でソファ座ってんだから文句ねえだろうという感じでしょうか。解釈に悪意がある。

記事作成時は感染症対策の一環としてまだフィールドエリアは未販売のため、狙いどおりになるか判明するのはもう少し先ですが…。フィールドビューと同料金というところに売り手側も需要が読めてない感じはありますね。

そうそう、これも未販売なのでまだ不明ですが、チケットチェックはやるんですかね。去年まではフィールドビューエリアの境目で実施されていたと思いましたが…。2021年から今のところネット裏の一部を除いてチケットチェックが省略されているので、これの有無も快適さの評価に影響を及ぼすと思うのでちょっと気になります。

以上フィールドビューソファについてでした。

そういや広島の寝そべりあ感ありますね。最後のコメントがそれか。