スタンドが盛り上がることは素晴らしいのですが、
子連れで乗り込む人混みはなかなかの難所であるのも事実。
野球観戦はしたいけど、人混みはちょっと・・・。
できれば空いているスタンドで、まったりゆっくり観たい。
そんな子連れファンの希望を叶えてくれるのがファーム観戦。
熱心なファンはもちろんいますが、一軍に比べると観客数の差は歴然。
とはいえ目の前にいるのはまごうことなき我が贔屓チーム。
繰り広げられる勝負は真剣そのもの。
目の前にいる選手が未来の大スターとなる可能性も充分あります。
一軍とはまた違うファームの魅力は挙げようと思えばいくらでも。
とまあ、子連れ観戦に向いている要素が多いファーム観戦ですが、
イースタンリーグ、とりわけ関東周辺のファーム施設は、
グラウンドにちょろっと観戦エリアを設けただけのところが多いです。
現在改修中の西武第二球場は、椅子と呼べるものは数席。
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| ネットも観やすさ＜頑丈さでチョイスしたような造り。 |
ヤクルト戸田球場は一部の席を除けば土手からの観戦が基本だし、
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| 観るというより眺める感じ。 |
ロッテ浦和球場も座席数はわずかです。
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| ロッテマジック1の時は激混みでした。 |
育成がメインゆえ、あくまで観戦観覧はおまけというスタンスはありですし
その造りが醸し出す雰囲気も好きですが、子連れだとなかなか。
そんななかできっちり野球場をホームとしているのがファイターズ。
その名もファイターズ鎌ヶ谷スタジアム。
以前からファーム単体で集客のためにイベントを打つなど、
ファームはファームでプロ野球チームとしての運営を行っています。
そのため子連れ向けの施設やイベントも多数で、充分楽しめる施設になっています。
所在地とアクセス
その名のとおり千葉県鎌ケ谷市に位置します。
立地上、電車の駅を降りてすぐ・・・とはいかないので、
基本的には最寄駅からバスかタクシー、もしくは車での来場が基本。
スタジアム行きシャトルバス
有料試合の開催日のみ、片道１００円（４歳未満無料）で
シャトルバスが東武アーバンパークライン線の鎌ヶ谷駅から出ます。路線名長ぇよ。
試合開始１時間半前から３０分おきに計３本、というのが基本。
球場→鎌ヶ谷駅は８回終了時からこれまた３便。
タクシーで行く際も鎌ヶ谷駅からの乗車が便利。
路線バス
シャトルバスは有料試合開催日のみですが、
開催の有無関係なく向かいたい場合は路線バスがあります。
ＪＲ船橋法典駅からは約２０分２６０円。
ＪＲ西船橋駅駅からは約４０分３９０円。
どちらもファイターズ鎌ヶ谷タウン行き。運行は京成バス。
見事に１時間に１，２本ワールドなので注意。
マイカー
ドライブがてら車で行くのもありです。
最寄ＩＣは京葉自動車道花輪ＩＣ。
球場周辺を走ると暴力的な数の梨園の看板が。
球場敷地内の駐車場が利用でき、試合開催日は１台１０００円。
一軍オープン戦時は倍額でした。約３００台収容可能です。
スタジアム
サイズは決して大きくないですが、県営球場・市営球場とは異なり完全にファイターズ仕様になっています。スタジアム内の売店も、こじんまりながらグッズ飲食ともに充実。
改修の末、大型ビジョンも一軍顔負け。
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| 外野席からの眺め。芝生席です。 |
スタンド内の席種も多岐にわたり、その分チケット料金もさまざまです。
ベーシックな内外野自由席券は一般大人平日１０００円・土日休日１５００円。
こどもは全日５００円で、４歳～小学生がこども料金の対象です。
ちなみに、球場正面には授乳室があります。
係員の方に声をかけると使用可能。
多目的トイレもあり、その中におむつ替えシートもあります。
イベント・施設
他球団と異なりファーム独自で積極的に集客を図っているため、
試合日には多くのイベントが行われます。
土日を中心に、グラウンドに入れたり、ヒーローインタビュアーになれたり、
夏休みは塾をスポンサーに「宿題をやろう」という企画があったり。
季節に合わせたイベントも多数あるので、観戦を検討するときには
ファイターズ公式サイトのファームページをチェック。
ご覧のとおり、ファームページの充実度が他球団と段違い。
また、野球場ではなかなかない設備を造ってるのも魅力のひとつ。
鎌スタ☆プールなるプールがあります。
夏場にオープンし、試合中に無料で利用可能。
期間中は試合が無くても使えるそうです。
未就学児は要保護者同伴。
３歳未満ｏｒおむつがとれていない場合は入水不可。
こどもは喜んでいました。
汗だくでボールを追うライトを尻目に
キャッキャとプールではしゃぐ光景はシュール。
なかなかできない体験です。
まとめ
安価でのんびり、かつしっかりプロ野球観戦が楽しめる、
子連れ野球ファンには理想的な施設かと思います。
西武第二球場はただいま絶賛改修中。
鎌スタレベル、とは行かないまでも、
一軍戦に行きにくい子連れが気軽に足を運べる施設になるといいなあと、
完成予想図を眺めながらぼんやり思っております。
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