2019.5.31 久しぶりマリン L3-2M ＠マリン

とは言っても自分の無趣味振りは簡単には変わらず。ゆえに、外出するのはこどもか妻の行きたいところ。行き先に特段興味がない、という時が全く無いというと嘘になるけれど、大抵の場合は一緒に外出しています。家にいたところで何かするわけでもないし。

それに、今まで縁の無かった世界に飛び込む、というか引きずりこまれるのは、案外楽しい。自分の知らないところにこんな世界があったんだな、と当たり前のことに気付く。ひとつのことを深く、も良いけど、せっかく機会があるならあちこちつまみ食いするのも悪くない。

さりとて、妻子の都合と自分が合わないことも。そうなると１人になります。なんかするかね、と考えます。

結局、野球になるんですね。自分の手札の無さに呆れてしまう。

都合良く、マリンで試合がありました。そういえば縁遠くなったな。えーと、去年は行ったんだっけ？記憶もヤバめの３０代。

この日は泊まり勤務終わり。仕事中に操作する時間があるか読めないので、出勤前に前売価格でチケットを確保。

これが大失敗。出勤してみたら諸事情により残業要請。残業するとわかってたら確保しなかったのに...。終業見込み時間を考えると途中からでも厳しそう。せっかく取ったチケットが紙屑に。まあ、まだ発券してないから紙ではないんだけど。

がっくりしつつ６４やらカメラマンやら二代目やらの友人に買い取り依頼のメール。向こうが友人と思ってるかは知りません。怖いから知りたくもありません。が、空振り。

無駄になっちゃったなあ。そんな気分で仕事に身も入らず。でもまあやるしかないので、不満は醸し出しつつもやれることをやる。不思議なもので、数時間もしたら諦めの気持ちが支配して、どうせやるならやれることをやっていこうという姿勢になって、思った以上に仕事もはかどる。

そして、頑張っているといいことがある。残業の要因となった案件が、当日になって続々と前倒しで解決されていく。気がつけば、夕方前にすべて完了。あれ、間に合っちゃったじゃん。

ということで大逆転。疲れはあるけど、ここまで追い風が吹いたら行くしかないでしょう。帰宅する余裕はないので、そのまま海浜幕張へ出発。バッグに応援グッズを忍ばせておいてよかったぜ。



私鉄から中央線を乗り継いで東京駅へ。ここからお馴染みの駅構内長距離移動を経て京葉線。なんか、久しぶり。そういえば、近年でマリンには何度か行ったけど、こどもがいるのですべて車だった。学生時代、三連戦があれば毎日ここを往復していたなあ。１回移動するだけでも、３５歳にはなかなかの苦痛。これを繰り返していられたのは、やはり若さゆえか。

京王線各駅停車に揺られること約４０分。海浜幕張に到着。時計を確認すると、１７時ちょっと前。

さてどうするかね。このままだと１時間前に着いてしまう。ひとり観戦で試合前の１時間

を充実したものにする自信はない。ひとりが長かったくせに、そういうスキルはないのです。

しばし思案ののち、先に夕飯を済ませることに。

これは毎回理解されないのだけど、球場でしっかりとご飯を食べることができません。空腹で食料を調達して向かうことはよくあるものの、実際球場に着くと全然食欲が湧かなくなる。特に試合が始まってしまうともう無理。ピザやポテトといった軽食ならギリギリいけるんですけど、弁当とかの類は一切手を付ける気になれません。これで妻に怒られたこと数知れず。

原因は不明です。しいて言うなら、野球を観ることで欲が満たされちゃって、ほかの欲が落ち着いちゃうみたいなことがあるのかも。試合中真横の美人が突然全裸になったとしても、「風邪ひくよ」くらいの感想しか抱かない気がする。ちなみに睡眠欲は試合観ててもバリバリ出てくるときはあります。

話を戻しまして。

駅前で、店を見回す。がっつり食べたい気分でもないし、軽くつまめる程度でもいいんだけど。できれば仕事終わりだし一杯飲みたいな。ここ最近肉が続いたから、魚がいいんだけど・・・。

結果、球場とは反対側の駅前に見えた寿司屋に入る。実際のところ、上記の選択肢を加味せずとも寿司屋があれば入りたいと思っていた。「球場に行く前に寿司」は、大好きな旅行記『野球の国』（奥田英朗著）に出てくるシチュエーションで、たまに異様にやりたくなるのです。先日友人が「青森遠征の時にレンタカーを借りてドライブ」なんて、最高の『野球の国』シチュエーションを再現したのが今回の判断に影響したのもあります。

開店直後で客は自分だけ。ビールと、つまみに煮つけを注文。続けて握り。１貫ずつだから自分の満腹加減も調整できるのが良い。お酒を飲むとあまり食べない人間です。誕生日に良い店に連れてってもらったのに、焼酎でぐだぐだになり食事をおろそかにして妻に怒られた過去があります。怒られてばっかりだな。

そこそこおなかも満たされたところで時間も良い頃合いになってきたので、お会計。３０００円でお釣りがきた。球場で飲んで食べたときのことを考えたらリーズナブル。ちょうど店を出たところで球場行きのバス。歩こうか迷っていたけど、タイミングが良すぎるので乗ることに。

マリン着。久しぶりだなあ。変わっているような、変わっていないような。とりあえずチケットを発券しないと。ＷＥＢ購入分の引換は２階の窓口なんですね。

無事引換えてレフトスタンドへ。もぎってもらいつつコンコースにあるモニターを眺めると、レフトで試合前のキャッチボールをする先発・高橋光成の姿。受けているのは・・・９７番！？

迂闊だった。こういう場面もあるのか。最近開門直後から球場に行くことが減っていたので失念していた。大慌てでスタンドに向かうも、タイミング悪くちょうど引き上げてしまった。キャッチボール中なら、ポール際最前列ならＢＰが目前にいたポジションだった。マリンはブルペンが見えないので、ＢＰチェックは頭から外していたのだけど、思わぬ盲点。早速今後の平日マリンをチェック。うわ、少ない。

予想外の失策を悔いつつ、せっかくなのでブルペン入口横に陣取ることに。どっかで顔出さないかなあ。

試合。

相手先発の二木が良い。初回は為す術がない感じ。一方光成は立ち上がりを攻められてあっさりと２点を失う。ここまで見れば、ワンサイドゲーム。

でも、野球は面白い。投手心理はわからない。完璧な立ち上がりだったはずの二木が直後に失点。グダグダの立ち上がりだった光成が、その後素晴らしい投球を披露するんだから。直球は力強いし、変化球もよく曲がるし腕を振ってるからか相手のバットがくるくる回る。ランナーは出すけど、そこから崩れない。見てて安心感があるし、気持ちいい。攻めてる投球は、見ごたえがあります。

どっちに転ぶかな、というところで戸川のプロ入り初ホームランで同点！見事な当たりでした。スタンドもベンチも一気に沸く。一方二木にはショックが大きく、立ち直る前に攻め立てて逆転。

普段なら１点じゃまだまだ、というところですが、光成が良い。落ち着いてひとつずつアウトを重ねていく。頼もしい。これが毎試合できればエースだよ。

７回、あと少しというところで二死満塁となりリリーフを仰ぐ。経験値を考えたらここで完了してほしかったけど、ラストは制球も怪しかったのでやむなしか。でもよく投げてくれました。残ったピンチは平井先生がしっかり料理。そして呼吸するように回またぎ。仕上げは増田。今年の増田は、本当に頼りになりますね。

３－２で逃げ切るというらしくない勝ち方。これで交流戦前を貯金もちで終えることが確定。

レフト入口に向かう手前に、こんなのができてました。キャッチボールができる広場です。

３歳～１２歳のこどもとキャッチボール相手が利用可能。ナイター時は試合開始２時間前・デーゲーム時は試合開始２時間半前から使えるので、試合前客席でじっとしているのも、という方にはいいかも。ただし１回の利用で１０分まで。芝生はマリンで使ってたやつだそうですよ。無料です。ボールの種類はどれがＮＧかは記載なし。硬球でなければＯＫでしょうか？

また、場外にはふわふわも。

マーくんのこれは初代パワプロ感があります。

また、土日祝日限定でトスバッティングやピッチングの遊具も出るそうです。

内野コンコースには、こどもが遊べるスペースがあります。

８歳以下迄利用可能。特に目立った遊具は設置されていませんが、広いスペースがあればこどもはそれでよかったりしますよね。キャラクターやチアの方が遊びに来てくれるタイミングもあるもよう。

位置的には三塁ベースあたりのコンコース。なお、外野席と内野コンコースの間には門があり係員もいますが、内野→外野に戻る際半券を提示すれば、外野席のチケットでもスクエアの場所まで移動して楽しむことが可能です。

再訪。こんなんあったっけ。

入口がシンプルに。

あれ、ＷＥＢで見たときなんか広告みたいなのがあったような。契約が切れたんでしょうか。

内装も確認したかったけど、男一人で入るとさすがにアウトなので断念。大幅な変更は無さそうでしたが。

レフトのおむつ替えシートも確認。

手洗い場の横にあるので、個室利用者と一緒に待ったりする必要がありません。獅子ビルが無くなると、トイレ内シートは個室の中にあるメットライフドームは、パパのおむつ替えは苦労しそう・・・。

あ、関係ないけどコインロッカーもコンコースにありますよ。

その他こども向け施設の詳細は公式サイト参照。

久しぶりのマリンは快勝でなにより。もう一回行きたいな。ＢＰ目当てで。