年末年始は忙しいんスよ。
この業界に入る時点で諦めてはいますけども。でもここ最近は特に忙しい。忙しい忙しい言ってると、実生活充実していますよー的なね。でもこんなブログ書けている時点でたかが知れていますよね。
そんな年末年始の数少ない外出のひとつがこれ。小林賢太郎の「うるう」という舞台を見に行ってきました。
ここから先少しストーリーにも触れるので、情報入れたくない方はスルーしてください。
小林賢太郎。知っている人は知っていて知らない人は知らない。当たり前。
ラーメンズ、というお笑いコンビのひとりです。千葉滋賀佐賀のコンビです。どうも、マックです。でアップルのCMに出てたコンビです。相方が最近ドラマでよく出てくる片桐仁。小林賢太郎は舞台活動ほぼ一本に絞っているので、テレビ出演はほぼない状態。先日NHKで椎名林檎と対談していたくらい。
学生時代、鬱屈した新社会時代にDVDをレンタルしたときから一気に観るようになって、ソロ活動が主流になってからの時期ですが、劇場にも足を運ぶようになりました。そんな時期に初演を行ったのがこの「うるう」。
題名どおり、うるう年の時期にやる演目です。出演者は本人と、主にBGM生演奏役のチェリスト・徳澤青玄。基本的に演者の動きや状況に合わせて舞台の隅で演奏するだけなんですが、ちょいちょい笑わせどころで絡まれたり、実は物語上一番重要な存在だったり。
コント芸人の作品なのでばかばかしくて笑えて、小難しくないストーリーで楽しめる内容がすごく自分好みでした。残念ながら映像化がされていないので、見返すには舞台に足を運ぶしかない作品。大泉洋が雑誌の対談で映像化を希望するもそういう作品じゃないから、と当人が否定しているので、意図的なようです。
その代わりに、でしょうか、初演以降うるう年のたびに再演しています。今回が3回目。自分は毎回観ています。大阪のうるう日の千秋楽に行った後、高知のプレシーズンマッチを観に高知へ移動とかやったなあ。
今回チケットを取ったのは東京グローブ座の回。関東だと神奈川のKAATでもやりますが、この時期の仕事の予定が読めなかったので。
残念ながら未就学児は観劇不可となっているので、こどもは実家に預けました。ちょうど年末だし、観劇後実家に戻って里帰りも済ませようって寸法です。ちなみに面倒を見てくれるのは我が父。実母・実妹・妻が年始「年男だから」と俺に買ってきてくれたこれを、「俺へのやつかと思って…」とキープしていたくらい若干天然の父です。
当人は寅年です。ちょっと、不安。
中央線で新宿へ向かう。実家を出て以来、中央線乗ってないなあ。昔は中央線沿線が生活のすべてだったんですけどね。しかも八王子ー国分寺間まで。
ちなみに、実家は日野です。
実母が饅頭屋に勤めております。老舗ではなく5年位前に仲間内で始めたやつです。新しく事業を起こす際に扱うものとして伝統がモノを言う饅頭ってチョイスはどうなんでしょう。実店舗は都合により営業しておらず、主に多摩エリアの商業施設での催事に出品してるらしいです。見かけた際にはよろしくおねがいします。切実に。
改修工事でやたら混んでる新大久保で降りて、東京グローブ座へ。
入場前に、行けなくなった友人分のチケットを引き取って下さる方とやりとりして入場。プレで当たったので実感なかったのですが、今回は結構取りにくかったみたいです。
座席はM列でしたが、これが好環境。1階席ではあるのですが、構造上前列より少し高い位置にあって、視界を遮るものがないのです。前の席がアンドレとKYワカマツでも問題なく観れるレベルでした。
作品は変わらず面白かった。毎回微妙にアレンジを加えるのですが、それも面白かった。ちょうど4年ブランクがあるので、忘れていたくだりもあって楽しめました。「友達ってのは同い年くらい」という箇所が前回にくらべ触れ方が結構あっさりだったのは意外でしたが。小ネタのようで最後に繋がって来るし、前回はかなりわかりやすく印象付けていた記憶があったので。
げらげら笑って最後はじーんときて大満足。劇場が小さめだから、拍手の音がしっかり演者に届くので、力も入ります。初めて足を運んで以来、小劇場が好きになりました。自分の感情をわかりやすく生で演者に届ける。応援の原型な気もします。
次は4年後。こどもも小学生なので、連れていけるかな。
各回ごとに自分の環境も変わっています。当時の思い出も付随するので、楽しい。
この小林賢太郎さん、2020年パラリンピック閉会式の演出を行います。オリンピックもパラリンピックもチケット狙っていなかったけど、これは欲しいなあ。
折角触れたので、最後に自分の好きなやつを。
POTSUNEN 「THE SPOT」
ラーメンズ第16回公演 『TEXT』
どちらも最初から最後まで通して観るのがおすすめです。
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