シーズン終了してひと息つく暇もなく来季の話題。鬼が笑いそう。コーチングスタッフが発表されました。
(1軍)
監督/辻発彦
作戦兼守備・走塁コーチ/馬場敏史
投手コーチ/西口文也
投手コーチ/豊田清
バッテリーコーチ/野田浩輔
打撃コーチ/阿部真宏
打撃コーチ/赤田将吾
内野守備・走塁コーチ/黒田哲史
外野守備・走塁コーチ/小関竜也
(2軍)
監督/松井稼頭央
ファーム投手総合コーチ/清川栄治
2軍野手総合兼外野守備・走塁コーチ/佐藤友亮
投手コーチ/杉山賢人
投手コーチ/大石達也
バッテリーコーチ/秋元宏作
打撃コーチ/上本達之
打撃コーチ/高山久
内野守備・走塁コーチ/鬼崎裕司
(3軍)
統括コーチ/田邊徳雄
投手コーチ/青木勇人
野手コーチ/嶋重宣
報道では新任コーチの笑顔の映像画像が使われがち。来年の話で鬼が笑ってますねえ。大石二軍コーチって言われるとバッテリーコーチ感を覚える世代です。
12球団最速でのコーチングスタッフ発表らしいですが、基本踏襲一部配置転換、新任者も球団には所属していたメンバーで、外部からの新規招聘無しなら最速にもなるわ。
ルイーダの酒場でのパーティ編成か馬車内外の入れ替えかってレベルの内輪ぶり。部活引退した・卒業した先輩がふらっと顔出してノックとか打ってくやつの強化版。
もちろん個人的に一番の注目点は上本達之コーチの2軍打撃コーチ就任。
自分のブログでは赤田コーチ就任以降から再三再四書いていますが、赤田コーチ誕生から生まれた育成コーチというポストが殊のほか縁の下で。あんな奥深くに行ったらどう手を伸ばしてもバット使っても届かないからあの軟式ボールは諦めて俺ん家戻ってプレステやろうぜってくらいに縁の下ゆえ、奮闘する勇姿を拝みにくいという難点があります。
これが打撃コーチという定番ポストだと、試合であればホームビジター地方問わず基本的にはチームに帯同。(来年はどうなるかわかりませんが)二軍なら、一軍ではまず行かない地方球場で贔屓を拝めるという僥倖も。何より選手と共にベンチで戦う姿というのを引退後も観れる喜びは、選手個人のファンとしては筆舌に尽くしがたいものがあります。
打撃コーチというのも個人的には嬉しい。バッテリーコーチあんまり向いてなさそやっぱり現役時代一番魅力的だったのは、ファーストストライクから勝負をかけて、一振りに全身全霊を込めているように感じたあの打撃なので。すべての打席を気持ちのこもった、考えの詰まったものにできる。そんな打者を育てていってほしいです。
一方で、ちょっと引っかかる部分もあるコーチングスタッフ編成になりました。SNSなどでも多くの方がそこに疑問符をつけていました。自分も正直そう思います。
清川コーチは「ファーム」投手総合コーチなのに佐藤友亮「2軍」野手総合兼外野守備・走塁コーチになのなんでだろう。
違いますね。そこじゃないですね。そもそも野手総合な時点で外野守備と走塁もみるだろうからもう総合だけでよくね、とも思いますがそこでもないので置いといて。
一軍打撃コーチ、両者留任なんですね。
いうまでもなく今季のV逸CS逸は先発不足と打線の不発。先発はそもそも駒がいないという問題がある一方で、本来NPB有数のタレントを揃え実際にほぼその力のみで二連覇を達成するほどの能力を持つ打撃陣が軒並み不調に陥った結果、最後まで復調・本領発揮に導けなかったのはコーチの失策。責を問う声があがるのも自然なこと。
一方で、赤田将吾のファンです。コーチになってもそれは変わりません。自分が応援している対象が苦言を呈されてるのをみると、当然じゃかあしゃいとマシンガンをぶっ放したくなります。勿論セーラー服でです。理解はできる。納得はできない。「その気持ちはわかるけどもー」と言いながらマシンガンを放つセーラー服な気分なんです。わかりますかね。わかったらまずいですけどね。
GM曰く一年だけの結果で辞めさせるとかはねぇよ、とのこと。言うても三位でしょ?三位ってAクラスでしょ?自分の中でも外でもクソもなく三位ってBクラスではないでしょ?くらい言ってたら東北あたりがざわついてそうですが特に言ってないみたいです。
実際たった一年でどうこうやってたらコーチも育たないですしね。どうやら今後はコーチ陣も自前で育てる方向でいきそうだし。
コーチのファンという立場になって気付いたしんどさ。耳目に入る批判。それ自体は仕方ないとして、内容がどうしても抽象的。現役時代なら打率が低いとか三振が多いとか栗山とお見合いしてローズのフライ落として逆転されたとか、具体的な数字やプレイでの指摘になるんですけど、コーチの評価はそうもいかないので。抽象的内容でボコボコに批判されると気持ちはよかないですね。
あと、外されたときを考えると怖いです。
必ずしもじゃあ今度は二軍担当で、となるわけではないし。ある程度手腕が評価されないと他球団で、というのも簡単にはいかないし。しかも引退する選手が出るたび、その選手は当然コーチ候補になるわけだし。そうやって有望なコーチ候補は年々増えるけど、コーチの枠は増えないし。
よく考えると、NPBのコーチになれる人間って、現役選手より少ないんだよなあ。
そんな状況下では、贔屓の選手が贔屓球団のコーチとなっただけでも幸運ですが、退団した場合もう二度と所属することがない可能性がある(むしろその方が可能性としては高い)わけです。
そうなると、今がライオンズの一員としての本当に最後の姿。その最後の年は、来年かもしれない。
そう思ってしまうと、今季の結果に満足はしていないものの、そう易々とコーチを代えるべきとかは言いにくいのです。そういう立場のファンになりました。
いつライオンズから去るかわからない。だからいる時に絶対後悔しないぐらいの応援を。
どちらのコーチの現役時代も痛感したことです。一度痛感しておいて、コーチの時にも痛感していたら馬鹿だろう。
来年の逆襲に。来年からの辣腕に。
心から期待して、できる形の、可能な限りの応援をしたいと思います。
まずは88の方も作るところからかな...
あ、打撃コーチっていうよりそもそも守備走塁のタイプじゃね?ってのは就任当初から自分もずっと思ってます。
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