今回のタイトルは演出上若干の誇大表現を用いています。
若干なのでご容赦するといいですよ。
前回触れたとおり、久しぶりに神宮に行くことにしまして。
久しぶりなのでそこそこ楽しみにしてたんですが、この日は朝から強風と雨。泊まり勤務で昼に帰宅後窓の外を眺め、こりゃ中止だろうとあきらめモード。予報だと試合前に強くなるみたいだし。さすがにスケジュールがタイトといえどこれは厳しい。
そもそもこういう環境下でも野球が観たいと望む情熱は結構前に捨ててきたので、この雨で強行されて観戦することになったときのことを考えるとかなり億劫。…試合をやる以上は一応観に行くっていう発想は捨ててこなかった模様。正直観に行かなきゃいけないもんでもないのですが。それくらいには残っている野球への情熱…というか、多分チケット買ったから自分から放棄するのは嫌という貧乏性か。
一向に収まらない風雨に強行するという可能性は自分の中ですっかり消え失せ、泊まり勤務の疲労もあって昼寝開始。いちおう試合には間に合う時間にアラームをセットする貧乏性。
心地よくウトウトして何分経ったか、妻子に起床を促される。とりあえず行きますか、と。時計を見たらパパっと用意して出て間に合うくらい。よく寝た。というか、そう聞いてくるってことは中止になっていないわけ?
iphoneでチェック。ホントだ中止になっていない。それどころか開門時間の再アナウンスをしているヤクルト球団公式SNS。たしかに大雨という感じではないけど…。ええ、やるの。
いそいそと準備をするが、困ったことがひとつ。そういえば先日気付いたのですが、自分のぶんだけレインコートが行方不明。結構いいやつ買ったんですけど、どこやったっけ。まあ神宮で使うかもだし当日もっかい探そう、と思っていたんですが、ことのほか中止濃厚な予報だったので昼寝前に探しもしなかったんです。
とりあえず濡れてもいいカッコでTシャツはドライメッシュにして、簡単な着替えを持って行って、タオルを多めに用意して、ありったけのお湯をわかして、男はみんな外に出て!
後半は本格的に売れ始めたころの太田光さんのギャグですがわかる方いるでしょうか。
っていうかこれギャグか?爆笑大問題で何度かやっていた記憶。
閑話休題。
さてどうしよっかね、と思っていたら、妻の友人であり、某46番の選手の大ファンである淑女が簡単な雨具を複数持参したのでよければ旦那さんに、と妻経由でお声がけが。なんとありがたい。なんという優しさ。毎回あの方の気品あふれるお姿には尊敬の念を抱くばかりだったのです。ご厚意、ありがたく頂戴仕ります。
とまあ一旦切れた観戦モードを再起動して、神宮へ。神宮は数年ぶりですが、都心に行くのもだいぶ久しぶりかも。山手線に乗ったのなんていつ以来だろう。信濃町からは国会議事堂絵画館を横目に見て神宮球場へ。思ってたほどお変わりないご様子で。
球場について、まずはチケットの発券を。
QRチケットにしたので、発券機を発見する必要があるのです。
外野指定Cの入口に近い発券コーナーはここでした。
2000年ごろのスカイマークの搭乗券もこんなだったな。わかる方いるでしょうか。
チケットを持って入場。手荷物検査後すぐ横におでこや手首に近づけるタイプの体温計を持っている係員さんがいたので、検温はここでか、と思い近づくと、逆方向にいた女性に「立ち止まってこっち向いてくださーい」と呼び止められる。女性の前には三脚的なやつ。
これはあれか、入園直後とりあえず半強制的に写真撮らされて、退園する前までに現像してあって1枚1000円でご来園の記念に、っていう、地方の動物園遊園地での実施率がやたら高い謎システムか。天下の神宮でもやりはじめたんか。
と思っていたらこれが検温でした。結構遠くからチェックできるんですね。ていうか体温計を持ってる係員さんは囮か?なんの?…女性のやつが作動しなかったとき用ですよね。わかって書いてますよ。
はい、ということで入場でーす。
ところどころ変わっていますが、やはりベースは変わっていないので懐かしさの方が強い。この座席位置は初めてなのでそのへんは新鮮ですけど。ちなみに外野C、通常の外野同様背もたれの無いベンチ席かと思ったら、内野席と同じ背もたれと肘掛け付きの座席でした。ドリンクホルダーはなかったです。
試合は既に開始していて、雨は小雨がぱらつく程度。
チケット引換中かなんかに淑女と会っていた妻経由で、件の雨具をいただく。おおなんと慈悲深い。私めは今後、貴女のお宅の方角へ毎時祈りをささげることを怠ることはないでしょう。早速使わせていただきます。いったいどんな‥・
髭筋肉電気マニア女め…!
着たけどね。
結構しっかり水をはじいてくれるのが逆に腹立つ。
そうそう試合。
うーん、光成がちょっとどうしようもなかったですね。
球に明らかに勢いが無いし、ここまでフリーバッティング状態になるのは他の投手でもなかなか無いレベル。初回1失点で終えたのでなんだかんだ立て直すかな、と思いましたが今日に限ってはそういう問題じゃなかったみたい。怪我とか違和感とかじゃないとなると、マウンドが合わなさ過ぎたとしか…。投げながら修正するにも、この天気が追い打ちになってそれもできなかった感じか。久しぶりに打ち損じを待つしかない、という状態を見ました。
もう今日は仕方ないとして、大事なのは次の登板。
これで何事もなかったようにこれまでのピッチングを取り戻してくれていたら、まさしくエースなんですが。ずるずるいくか切り替えてくるか、期待を込めて注目。
もう序盤で試合は決まって、あとは成立すれば終わり。ちょうど5回表を終えたところで試合中一番の雨量になったので、中断。
恐らくこの時点で再開の考えはなく、一応の規定である30分待機をするだけしたという感じだったと思います。中断時より雨は弱まっていたし、25分経過あたりからブルペン横の選手導線には、試合中はいなかった警備員の皆さんがスタンバイを始めていたし。
選手がほどなくしてここを通るというのが予想できる光景。 |
で、案の定ゲームセットの宣告でコールドゲーム成立。
「試合は成立しました。」 |
点差を考えても選手のコンディション的にも個人的には異論なし。審判のコールの後、場内アナウンスよりもビジョンでの案内よりも先に東京音頭が流れてスタンド全体が試合終了を確信する状況はいかがかなと思いましたが。
雨の神宮、大差で中断。
10年前ならテンション上がっていたのかなー。
静かに帰ります。はい。
0 件のコメント:
コメントを投稿