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PERSOL THE LAST GAME 2021 開催に想うプロ野球選手の引退とファン心理

2022/01/14

雑記・備忘録

先日、「PERSOL THE LAST GAME 2021」なるイベントが実施されました。


PERSOL THE LAST GAME 2021

PERSOL THE LAST GAME 2021 とは

イベント名、聞き慣れない方も多いかと思います。それもそのはず、今回が初開催。

ちなみに頭の「PERSOL」は企業名。この企業名なら聞き慣れている、という方は結構いらっしゃるのでは。特にパリーグファンの方。里崎智也氏の会社ですね。なんか違うけど完全な間違いってわけでも。今の里崎氏ってロッテファンはどういう感情でみてるんでしょ。大きなお世話にもほどがある。

なおPERSOLは特別協賛という立ち位置で、主催はスカパー!。


イベントのコンセプト

「選手は野球を楽しみ、ファンは選手をリスペクトし、選手・ファン・家族が感謝を伝え合うお祭り」というサブタイトルが付くこのイベント。アナウンスされているコンセプトをものすごくざっくり書くと


野球選手って引退するじゃん

引退するとき引退試合ってあるじゃん

でもあれ結構結果残した選手じゃないとやらないじゃん

戦力外とか1軍定着できなかった人とかは引退試合ないじゃん

選手は区切りつけたいだろうし、ご家族も最後の姿見たいだろうし、ファンも最後のプレイを目に焼き付けて、なにより応援してきたファンから選手に感謝の気持ちを表したいじゃん

だったらごちゃごちゃいわんと引退メンバーをかき集めて合同引退試合やったらええんや

と世界中みんなの心の中に必ずいる小さい前田日明の意見を実現。つまりは前田日明が生み出した企画と言っても過言ではある。


とにもかくにもこんな意図からスカパー!さんが出したこの企画。ん、スカパー?リングス?やはり前田日明か!

しつこく前田日明にこだわることへの恍惚と不安、二つ我にあり。


そしてこれにパーソルが賛同したという流れ。パーソルとしては自社の強みを生かしてスポーツ選手のセカンドキャリア事業拡大という狙いもあるみたい。




2021年(第1回)の概要


試合会場はメットライフ

栄えある第1回の開催地は我らがメットライフドーム。オフシーズンにイベントに使うドームといえばここですね。完全にその地位を確立しています。どうせクソ寒いし場所辺鄙だしでスケジュール真っ白だから関東大会場の中では屈指の安さと抑えやすさが理由で決してイベント会場の箱として評価されているわけではなくむしろ逆なんだろうなあアクセス良好とは行かないまでもそれなりに都心にも近く、恐らく他ドームより安価ながらしっかりとドームだから雨天中止の心配が無



あると思われているようですね…。

あとイベントロゴ、東京ドーム感の方が強い気がしますけども…。ちなみに応援ルールは会場のモノに従ってください的な文言もありました。


関係者以外の観戦はスカパー!プロ野球セットメンバーズクラブ会員とその付き添い4名のみ可能


オミクロンの影響で直前に感染者数が跳ね上がったので実際観戦できたか不明ですが、選手のご家族の他にも一般観覧がOKと告知時点では明記されています。

その資格というのがスカパーのプロ野球セットメンバーズクラブの会員であること。第1回だしこのご時世だし、スカパー出資イベントなのでこの限定の仕方自体は良いと思うんですが、これ会員になるには一定期間セット購入歴が必要なようです。そのため、このイベントの告知時点で新たに観戦資格を得ることができませんでした(会員1名につき付き添い4名が入場可能の為、非会員の観戦も一応できる)。

来年以降もイベント継続するならぜひ、という方は予めこの会員資格を得られるようにしておくと保険になりそうです。資格が変わったりそもそも開催されない可能性もあるので自己判断自己責任で…


スカパー!プロ野球セットメンバーズクラブ詳細(スカパー!公式)


中継はもちろんスカパーと、パーソルなのでパリーグTVにて。スカパーでは1月28日に録画放送があるみたいです。


ライオンズからの参加選手


第1回の参加対象は2020年と21年引退者で、ライオンズでの引退となった選手では中塚・大窪でした。


個人的考察


考察というほどではないですが。

語彙力なくて申し訳ないのですが、物凄くいいイベントだと思います。もっと早くやってくれれば!と思っている方は多そう。

個人的に驚いたのが、コンセプトの中に「ファンが選手に感謝を伝える」という文言があったこと。選手が支えてくれた家族やファンに感謝の思いを最後に、って内容や、選手の最後の姿を応援しよう、みたいなファン向けのアピールはどこでもやると思うんですけど、なかなか「ファンが選手に感謝」という表現は出せないんじゃないかなあ。ファン側でそういう経験をしたことがある方が関わってるのかも。そうだとしたら余計嬉しい。


赤田将吾・上本達之ともに、引退試合はありませんでした。

赤田将吾はライオンズで終わらなかったし。現役最終試合を生で現地で観ることも叶わず。そういえば、ご意見フォームに引退試合というかセレモニーぽい事をファン感でやってくれって送った記憶が。


上本達之の現役最終試合は観れてます。ジャイアンツ球場。まだ来季契約の話が出る前ではありましたが、成績的にある程度覚悟はしていたから観に行きました。最後にならないように、と願いつつ。

一応ライオンズで引退なのでファン感で何かしら…と思ったら早速コーチの仕事でオーストラリアに行って不参加、VTRで引退挨拶という。

このままで終わってたまるか、まだなんも伝えてないぞと思って冷静さを失って、「引退イベントがないなら別のイベントを勝手に引退イベントと捉えてしまえ」というそれが良いならなんでもありだろうという結論に辿りつき、自ら決着をつけに但馬に行きました。

その時の様子。


結局別のタイミングで赤田将吾にも直接感謝を述べる機会がありました。なにより、おふたりとも今もライオンズのコーチとしてライオンズに関わっておられます。恐らくは、かなり恵まれた部類だと思います。

殆どの選手が引退試合をできず、そして殆どがプロ野球に携わることがなくなります。最後の雄姿をスタンドから眺め、応援し、感謝を伝えられたら、ファンとしてはこんなに嬉しいことはありません。

素晴らしい企画だと思います。立ち上げた皆様に最大限の感謝を。そして、継続してくださることを心から望みます。


最後ひとつだけわがままを。

ユニホーム、可能なら最終所属のチームのやつでお願いしたい。こちらもぜひ。あと、有料でいいので一般開放もぜひ。ひとつじゃねえじゃん。



TBSが好きそう。


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