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佐藤都志也選手のホームランから思うキャッチャーの難しさとキャッチャーファンの切なさ

2020/09/05

雑記・備忘録

 9月3日は栗山の誕生日。
ドラえもんの誕生日でもあるそうです。
っつーかロボットだから製造日か。
いや、納品日か。はたまた稼働初日か。

いきなり脱線。

2020年の9月3日、ライオンズは千葉でロッテ戦でした。残念ながら記念の日を勝利では祝えず。

その一方で、プロ入り初ホームランを放ち、9月3日を新たに自身の記念日にした選手がひとり。


千葉ロッテのルーキー捕手・佐藤都志也。


他球団の選手ではありますが、比較的ライオンズファンの間での認知度は高い選手ではないでしょうか。プロ入り前から栗山巧のファンであることを公言している選手です。

そんな選手がこんな日に第1号を放つんだから、野球って物語だよなあ。今日打つかー、と唸りました。当人も試合後コメントでしっかり触れていましたね。声をかけてもらい嬉しかったそうです。ファンじゃん。あ、ファンか。


うちのかみさん(コロンボ気取り)はアマ野球には疎く、ドラフトもあまり関心がなく、入団して試合に出始めてから認識していくタイプ。
そんなかみさんにも、「ドラフト候補で栗山巧ファンの子がいる」という話は伝わってました。

家でこの選手が話題に挙がると、必ず二人して言うのが「ライオンズに入ってたらめっちゃ応援してたねえ」という感想。

いやほんと、特に贔屓選手がいなくなった自分は間違いなく熱入れて応援してましたね。
そのエピソードだけで充分なのに、打撃が魅力の左打ちとかもうドンピシャ。

まあとらないだろうと思ってましたけど。森がいるし。打撃が魅力の左打ち捕手をとる理由がないもの。捕手枠でとった柘植は頑張ってるし、納得の選択ではあるんですが。

ていうか左打ちの捕手なら普通に森を贔屓にすれば、と思われそうですが、上本と時期被ってたから。引退したからじゃあ、という風にはならんのです。理由はわかりません。でも実際そういう気分にならないから仕方ないじゃない。これは理解されるんだろうか。

ちなみに森の指名は大喜びでした。このバッターやべえと素人ながら感じていたので。絶対突っ込め、と思いながら見てたから、ドラフト当日ライオンズが突っ込んで1位予想だった阪神が逃げた時は声出しちゃったなあ。上本の立場が悪くなるのは承知の上で。


というわけで、願わくばと思ったライオンズ入団はならず。
こういうときにしみじみ思うのは、捕手って厳しいポジションだよなあということ。

各ポジション、サードで入ったけどセカンドでとか、センターが基本だけど今日はライトでとか、先発は厳しいからまずは中継ぎでとか、内野外野投手といった大きな枠内であればそこそこ融通が効きますが、捕手はそうはいかない。
内野は4枠、外野は3枠あるのに捕手は1枠。
しかも、極力メイン1人に絞るのが望ましいときてる。
贔屓の選手がその枠から外れてるとなるともう。
更にはそう簡単に途中交代もしないポジションだから、試合に出る姿を見ることがまず難しい。
捕手二人制とかにしてたらもうトドメ。スタメンじゃなかったらホームゲームの延長12回で出てくるかどうかだもの。


じゃあメイン外になったら自身の強みを活かせる別のポジションに…と簡単に言えないのも難しい。なにせ専門職だから、他球団を含めたニーズを考えたらその職でいた方が息は長くなる可能性もある。数年単位で離れたら、基本もう戻れないレベルの専門性なのも厄介。

これは選手も迷うよなあ。実際一時期上本も外野守ってましたね。キャンプでノック、受けていたなあ。結局戻ったけど。

ただ、捕手でいたから続けられた15年でもあったんだろうなあ、と思います。わかんないですけどね。打撃特化で捕手捨てた選択が功を奏してあんだけやってた和田さんのパターンもあったかもしれないし。98年竹下とバッテリー組んでたなあ。


これだけ特殊で難しいポジション。しかも素人に1球1球したり顔で配球批判されたりね。それを聞かされるその選手のファンの気分ね。ただでさえ試合にでることが大変なんだから応援してやってくださいと親御さんみたいな気分になります。


そんな難しい道を選び、歩み始めた佐藤都志也選手。初ホームランの日付は、多分忘れられないだろうな。自分もきっと何年も覚えていると思います。

他球団の選手なので思い切りとはいきませんが、ひっそりと活躍を祈っております。こういう物語性のある一打を打てる選手は、きっと今後も見てて楽しめるだろうな。

勝手にですが、彼と栗山巧の物語はもう少し続きそうな気がします。栗山巧の物語のラストシーンに、彼がいれば完璧だな。


あ、栗山巧政権になったらFAで来てもらっ…ごめんなさいなんでもないです。

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