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「青炎フラッグ」募集と応援幕・ボード・ゲートフラッグのこの先に関する幾つかの考察

2020/06/08

チケット 雑記・備忘録 新型コロナウイルス感染拡大関連

前回記事と被るところが多いかもしれません。

無観客試合応援チケットとあわせて、「青炎フラッグ」を募集するというアナウンスがありました。


自作の応援幕(青炎)を球団に送れば、先着順で外野スタンドに掲示しますという企画。参加費用などはないですが、製作費と送付時の発送料は自己負担。無観客試合で球場に行けない状況下で、ファンがチームを応援できる方法を提示した格好です。


この発表、個人的に意外というか、予想外な印象を受ける部分が結構ありました。

まずはそのサイズ。縦横それぞれ120cm以内という、レギュラーシーズンの規制よりだいぶ緩いものになっています。今回はレギュラーシーズンとは異なるルールである旨しっかりと注釈もついていますが…。

無観客で観客同士の視界云々は関係ないので、多くの数を出せるようにという配慮以外にサイズに関する懸念事項はありません。となると、サイズが大きくてもOKという判断は特別不思議ではないのですが、わざわざ新しいサイズルールを設定する必要も特にないので、あえて新しく通常より大きい特別ルールにしたことは意外でした。


もうひとつは、オリジナルの作品で受け付けている点。たいていこういうのってコレにこういうことを書いてくださいね、というテンプレートを用意する(無観客応援チケットのボードみたいな)のが普通。そっちの方が応募も多いだろうし。ほとんどファンの自作に委ねている企画ってのも珍しいです。


あと単純に、球団側が自作応援幕を求めてきたこと。


少し話が逸れますが。

最近はめっきりですが、20代の頃は器用でもないのにこういう幕をよく造ってました。特定の選手を応援したいとか、自分なりのワードで、声とはまた別の形で応援したいとかいろいろ造る理由はありましたが、グラウンドに立つ選手を盛り上げる舞台装置的な意味合いも込めてました。プロレスや格闘技で花道のバックを彩るライトとか花火みたいな。たくさん幕やらボードやらが出ていることで、凄く盛り上がってる感を出すためのアイテムとしても考えていました。幕を自作することに関する思い入れは強い方だったと思います。

そんな思いとは裏腹に、自作幕は球場側・球団側には好ましく思われていない、というのが経験則からの認識です。

そりゃそうだ。規制をしたりサイズチェックをしたり手間だけ増えて、自作だから自分たちの懐には一銭も入らない。潤うのはユザワヤだけ。そんなもんNG出して、実質タオルやらなんやらの球団グッズを使えとやっておいたほうがいいに決まってます。

ライオンズは比較的、というか12球団トップクラスに寛容な方ではあったと思います。ただ残念ながら、全席指定化への移行の流れなどに合わせて、かなり余裕のあったサイズ規制も他球団と似たような状況になってしまいました。間違いなく、ライオンズの応援において自作幕については自由度が下がってきている・下げてきているのが実情。


そんな中でのこの応募でした。


盛り上げが難しい無観客試合。少しでも盛り上がっているような演出をしたい。そんな状況で、演出方法のひとつとして自作幕を選んできました。


恐らくこのままいけば、自作幕に関する自由度は低下の一途をたどる運命だと思います。よくて現状維持が関の山でしょう。そんな中、球団側が疎ましいはずの自作幕に対して肯定的・好意的な企画を出してきた。

自作幕の立ち位置を好転させるという点では、非常に大きな局面だと考えています。正直、最後の好機かもしれません。

当然、まずはこの企画が成功するのが大前提。これで数枚しか来なかったら、結局一握りの人間が騒いでたって話で終わります。どれだけ埋められるか。どれだけ盛り上げられるか。

企画した側からすればたんなる一企画かもしれませんが、今後のライオンズの応援風景の行方を大きく左右するイベントだと勝手に思っています。特に自作の応援幕に思い入れがあるファン、より自由度の高い環境を望むファンは、全力で挑むべき場面だと。現状や今回の企画自体になど、思うところはあるでしょうが。とりあえず全力で手のひらで転がりまくって、踊りまくってやるときだと。


なにより、少しでも盛り上がってる感じのスタンドの方が選手にとってはやりやすいでしょう。いろいろ御託並べたけど、結局造る理由なんてそれだけでも充分です。


さーてどうなりますか。
この企画の動向はちょっと注視しておこう。いろいろ興味深いです。







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