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2022年ベルーナドーム(所沢)ゲートフラッグ使用ルール変更に関する幾つかの考察

2022/02/13

メットライフドームの座席関連

今季からベルーナドームとなるメットライフドームでの観戦・応援ルールが一部改定されました。 応援行為に関してだと、ゲートフラッグの使用ルールの一部に変更が入っています。


ゲートフラッグの使用ルール変更

公式発表はこちら。

観戦・応援ルール|埼玉西武ライオンズ

使用可能時間の明記

今まではインプレー中はNG、くらいの表記でしたが、かなり詳細に書かれています。内容的に「この時間は揚げないで」ではなく「この時間だけ揚げても良い」という感じ。それぞれ挙げてみると

試合開始前

「球審がプレイを宣告し試合が開始されるまで」。非常にわかりやすいたとえをすると、20世紀フォックスのファンファーレが流れ終えて、「1回の表」のコールが始まってもまだ出せます。そう考えるとギリギリですね。オーバーザレインボー歌いだすくらいで下げる感じ。非開放の芝生席がベンチ席からの紙吹雪で白く埋まってから下ろしたんだとちょっと遅いです。

ちなみに始まりが書かれてないんですけど、入場後~プレイボールまで2時間出し続けてもいいってことか!いいんだな!やるぞ?…嘘ですはい。

試合中は攻守交代時のみ

これが実際に出している人には一番でかいかな。その回の先頭打者がバッターボックスに向かってる間など、プレイがルール上でも止まっているときでも掲揚不可。選手個人向けはこの時間帯が一番の掲揚ポイントだと思うので特に。

試合終了後(インタビュー、イベント等)

ずいぶんざっくり書いてありますが、これゲームセット~インタビューはイベント等に入って出していいんですかね。チアが踊り狂ってるしイベント対象ってことではないのかな(意味が違う)。勝利の瞬間って出す方としても視界遮られたくない方としても掲揚可否は大事なポイントな気がしますがちょっと可否がわかりにくい。あと視界遮られたい方っているのか。いるとしたらそれは目隠しプレイ的な何かを好む癖の方で応援どうこうではないですね。


掲揚可能エリアの変更


比較として前年の可能エリア。


2022年からはここから赤いエリア(=外野指定C)が使用不可になりました。結構ざっくりいきました。


今回の変更に関する私見


はい、こっからつらつら私見です。


もう変更してきたかー、が第一印象。

芝生から椅子席になり、恐らく変わっているであろう外野席の客層。応援についても単純に今までどおりではいかないだろうなあと思いましたが、1年目で動いたか。しかも新型コロナの影響で本格的な応援・座席運用をまだしていない状況。それにもかかわらずの変更。まだ本格的に始まってないからその前に、となった可能性もありますが。


あと、幕やボードの扱いは気になりました。特に赤字での変更記載がないので、これは変わらずでいいのかな。変わらずだとしたら幕・ボードは頭上掲揚禁止の大前提で、インプレー中なども出しててOK。

そうなると、正直ゲートフラッグを選択する理由があまり無いのでは…と感じてしまいます。幕にすれば肝心の試合中に出せるので、応援としてはさほどゲートフラッグに拘る必要がないというか。極論言ってしまうと、応援したいのかゲートフラッグを出したいのかって話になっちゃいそう。どちらが正解不正解ってのはないですけど。

幕の話でいくと、頭上に揚げていないゲートフラッグは幕としては扱われないんでしょうか。頭上に揚げるのがNGなのか、そもそもゲートフラッグ状のものなら出し方問わず本ルール上での許可時間帯・許可エリアに則らないといけないのか。さすがに前者にするとは思いますが、明記されてないのでなんとも。


最後に、今はもう出す予定の無い人間が書く事でもないですが、やりようによってはサイズルール緩和の足掛かりにできそうな変更だと思っています。

出す場所、出す時間帯は守ると。ルール守ったうえで出したいメンツが集まってるエリア内なら、その中同士はお互い様なんだからそこだけちょっとサイズ融通利かせてよ、というのは話として成立しているんじゃないかなと思います。

そこから少しずつ少しずつ「そういうメンツが集まるエリア」という認識を強化させ、掲揚可能タイミングも広げてもらう。そうすると最終的に数年前のような外野芝生席の光景に(局地的にではありますが)近づいていくのではと。言うは易しな話ですが、単なる規制感じております。

まあ、動かなきゃ縮小の一途なのも間違いないですけど。さあどうする。


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