はじめに。
メットライフドームの「外野席」の設定は少しイレギュラーです。
席種が複数あったり、同じ外野席でも椅子の構造が違ったり、そもそも椅子も無かったり。レフト側の「外野席」エリアとライト側の「外野席」エリアが違ったり。
まずはそこから、という方は先にこちらをどうぞ。
メットライフドームのスタンダードな椅子席についての記事です。
メットライフドームの椅子席
スタンダードな椅子席の席種
なんでこんな書き方をするかというと、
もちろん外野の大部分が芝生席だから。
外野芝生席についてはいろいろ長々書きました。
その他各座席についても書いております。
その他各座席についても書いております。
「スタジアムの椅子席」と聞いて多くの方がイメージするのは、
背もたれ肘掛けがあって座面が空席時は上がるタイプのアレかと思います。
メットライフドームの大部分もあのタイプの席で構成されています。
言うなればスタンダードタイプのあの椅子が設置されている席種は、
メットライフドームでは以下のとおり。
- 外野応援指定席(レフト)
- 内野指定席S、A、B、C
- ブルペンサイドシート
- ベンチサイドシート
これらの席種はあくまで場所の違いで、座席の質に大きな差はありません。
その他の席種はボックスタイプだったりテーブルがあったりと、
席種ごとに構造が違っています。
自分が過去に利用したシートは別記事にしております。
自分が過去に利用したシートは別記事にしております。
埼玉西武ライオンズ公式サイト・チケットページ
ほかに外野ベンチ席がありますが、いわゆる長椅子です。
東京ドームなどの外野席の椅子と違い、1席1席独立していません。
2019年からは指定席化しますが、取り急ぎ線引きなどで
1席ごとの区分けはされるのではないかと。
メットライフドームの椅子席の構造
座席幅についてはこの記事が詳しいです。
記事のデータをもとに調べてみると、新幹線座席の1席分くらいの模様。
男性が着席したときのイメージ。 |
座席の前=前席の後部に、カップホルダーが設置されています。
カップホルダー。と、猫。 |
ちなみに西武球場開場後後付けされたものなので、
離席時など若干邪魔な感じになっています。
肘掛けは申し訳程度。
ここで雑談。
メットライフドームの椅子席の座面や肘掛けをよくみると、
たまにちっちゃい〇型の跡がついているときがあります。
これがなにかというと
Vメガホンの留め具の押し込み跡。
昔は鉄製の細い棒で青と白のメガホンがV字に繋がってたのですが、
叩くとじわじわ外に出てくる仕様。
指で押し込むとケガをするので、椅子席の座面や肘掛けでぐいーっとやってました。
たぶん幼少時の自分がつけた跡も残っています。
以上雑談。
座席の前後幅は残念ながら広くありません。
座っている人の前を横切って通路階段に出る際は、
立ち上がってもらわないと通れないレベル。
未就学児は膝上観戦で無料ですが、小学生が近いくらいの子だと
前後幅を考えるとちょっとしんどいです。
こどもにもひとりぶん用意するのがベター。
4歳児着席イメージ。年齢的には小柄な奴です。 |
ファンクラブジュニア会員に入っていれば、その日のチケットカテゴリによりますが
当日無料または前売り300円でこの座席を購入できます。
内野指定席Bまでなら最高価格カテゴリでもジュニア会員料金が設定されているので、
年数回以上子連れ観戦を考えている場合は入会を検討する価値ありです。
ちなみに、内野Cよりネット裏寄りの席には、
座面にちょっとしたクッションがついています。
昔内野にも自由席と指定席があったころの名残です。
いちおう差別化を図ったんですね。途中からですが。
この区切りには同じく自由席時代の名残で、境目に鉄柵があります。
内野が全席指定化された時もここでチケットの再チェックがありました。
また、椅子下にスペースがあるので、カバンなどはここに収納できます。
また、椅子下にスペースがあるので、カバンなどはここに収納できます。
※2020年8月16日追記
球場改修に伴い、外野指定席など一部を除きシートがリニューアルされてます。
ふかふかで気持ちいいらしいです。
らしいと書いたのはまだ座れてないからです。
座りたいです。
椅子席前列・後列のメリットとデメリット
メットライフドームの特徴として、「〇階席」の概念がありません。
その分一列が非常に長く、中通路を境に前列ブロック・後列ブロックに
分かれているような形になっています。
現状前列後列に範囲がまたがっているのは外野レフトと内野Cですが、
前列か後列かで結構眺めや利便性が変わってきます。
前列ブロックのメリットとデメリット
内野C前列(中通路寄り)からの眺め |
メリットとしては、やはり前列ブロックの方が近く、見やすいです。
C席でも前段なら結構迫力を感じられる印象。
ただ、最前列に近づくと防球ネットが視界に入ってきます。
気にするかどうかで良席かどうかの判断も人それぞれで変わってきます。
外野指定レフト最前席からの眺め |
デメリットは、外周通路への移動が大変なこと。
構造上売店・トイレのほとんどが外周通路に集中していて、
前段から外周に向かう場合は階段を昇る必要があります。
しかもネット裏方面に近づくほど外周への段数は増えていくという。
ただ、ダグアウトテラス上の売店・トイレ・授乳室は中通路から行けるので、
外野寄り前段ブロックでも階段の昇降は少なくて済みます。
また、ダグアウトテラス上のトイレの奥にはエレベーターがあり、
外周エリアのレベルに移動することも可能。
あくまで外周にある車椅子席の方優先にはなりますが、
足腰に不安がある方、こどもを抱いての階段昇降が困難な際には、
ダグアウトテラス周辺の前段席利用時は選択肢の一つになります。
また、子連れの観戦時に注意したいのはファールボール。
前段ブロックは結構えげつないライナー性の打球がきます。
不安な方は、外野寄りまたは後段ブロックを選ぶのが無難です。
後列ブロックのメリットとデメリット
後列ブロックは前列とは逆に外周に比較的近いので、
多くの売店やトイレを利用する際は移動が楽です。
ちなみに、入場口から外野レフト指定から内野寄りの席に行く場合、
構造上必ず外周通路から座席エリアに入ることになります。
外野芝生エリアと外野レフト指定Cの境は鉄柵で仕切られていて、
一応中通路で境を行き来できる構造にはしてあるものの、
スタッフや関係者のみの通用口となっています。
また、外野席入口でも近年チケットチェックが実施されており、
そもそも外野芝生・ベンチ席のチケットを持っていないと入れません。
前述のとおり奥へ進めば進むほど列数が増え昇降を要する階段数も増える仕組み。
前列ブロックの席の場合は、外野指定レフトのエリアから階段を下りて、
中通路を横移動する方が昇降が少なくて済みます。
そのへん後段は外周通路から近い位置にあるので、
自身のエリアまで外周を通っていけばOK。
話を戻しまして、外周売店には近い後段ブロックですが、
場内授乳室は前述のダグアウトテラス付近のみなので、
場内授乳室は前述のダグアウトテラス付近のみなので、
後列ブロックから利用の際はそこそこの階段昇降を要します。
詳しくはこちら。
後列ブロックのなかでも上段のほうになると、
他球場の二階席のようなイメージになります。
ファールボールの危険性はかなり薄いので、
まったり観戦したい方・俯瞰で見たい方には向いているかも。
まとめ
座席位置によって見やすさ、店舗・設備の使いやすさがそれぞれ変わります。
FC先行販売開始2時間後からはWEBでの座席指定も可能なので、
用途にあわせて席種・座席位置を選ぶと、より快適な観戦・応援が可能になります。
参考になれば幸いです。
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